▼2013.09.16 / BUMP OF CHICKEN TOUR「WILLPOLIS」 | Rotten Apple

Rotten Apple

"Rotten Apple"検索でgoo辞書に勝ちましたありがとうございます

@マリンメッセ福岡

■BUMP OF CHICKEN
Stage of the ground
firefly
虹を待つ人
アルエ
涙のふるさと
プラネタリウム
花の名
ダイヤモンド
グッドラック
かさぶたぶたぶ
星の鳥
メーデー
K
車輪の唄
天体観測
supernova

-EN-
ラフ・メイカー
宇宙飛行士への手紙
ガラスのブルース



開演前からずっとボレロが流れる会場。次第に音が大きくなりボレロが終わった瞬間に照明が落とされオープニングのファンタジックなCGアニメが始まる。
アニメが終わるとドラムが鳴り出しドラムを叩くシルエットが映し出される。その間に他のメンバーもステージに出てきて楽器を持ち、シルエットに映し出されたギターボーカルがギターを高く掲げる。


あー、ヒーローっていうのはこういう人のことを言うんだろうな。数万人を前にライブするバンドっていうのはこういうことなんだろうなって思いました。
近所のCDショップ中古で買った天体観測のCD。兄ちゃんのMDに入ってたjupiter。中学の頃の日常に当たり前に存在してて聞いたことない友達はいなかったようなバンド。


"迷いながら間違いながら 歩いていくその姿が正しいんだ
君が立つ地面はホラ 360度 全て道なんだ"

"その足に託された 幾つもの祈りのカケラ達と
叫んでやれ絞った声で ここまで来たんだよって胸張って"


1曲目の Stage of the ground を聞いてるときに中学の頃の自分と今の自分、その間の10年間の自分。その全てを肯定してもらってるような気分になって、ああもうおれ満足した帰っていいわって思うくらい1曲だけで満たされました。帰ってないけど。


ホールならではの演出も素晴らしく、ザイロバンドというLEDが内蔵されたリストバンドが配られてそれが演奏に連動して点灯し、それぞれが腕を上げたり振ったりするだけでもものすごく綺麗な光景になってました。
スクリーンに映し出される曲の世界観に合わせた映像やリアルタイムで編集される演奏シーン、グッドラック~かさぶたぶたぶ ではアリーナ後方に移動しアコースティックで演奏したりとステージから遠い場所でも十分楽しめるようになってましたね。
あとでっかい光るボール叩く遊び楽しかったです。

ライブハウスの密度に慣れてるのでソールドしてた割には結構スペースがあって快適だったんですけど、大丈夫かとフロアの様子を心配するMCをした後にギターをぽろぽろと弾いて始まった ダイヤモンド。あと2曲心を込めて歌いますからの 天体観測 は膝から崩れ落ちました。


"生きる力を借りたから 生きている内に返さなきゃ"

"可能性という名の道が幾つも伸びてるせいで
散々迷いながらどこへでも行けるんだ"

"息は持つだろうか 深い心の底まで
君が沈めた君を 見つけるまで潜るつもりさ
苦しさと比例して 僕らは近付ける
再び呼吸をする時は 君と一緒に"

"延べられた手を拒んだ その時に 大きな地震が起こるかもしれない"



寂しさだって涙だって汚い感情だって全て自分に必要なものだと優しく包み込んで肯定してくれるような不器用な温かさ、恥ずかしくなるくらいの純情さに触れて心が浄化されたように感じますね。
自分の中の綺麗な部分だけ残ったような清々しい気分です。

バンプは10年前からずっと変わんなくて、この先もずっと変わんないんだろうなって思います。子どもの頃みたいに綺麗なことばかり言ってみんなの感情を揺さぶって。
だけど変わんないからみんな安心して帰ってこれるんだろうなーと。



最近刺激的なイベントばかり行けてとても幸せです。特にこの三連休は中洲Jazzで普段音楽をあまり聞かないような高齢の方が楽しそうに見てるところやinfro企画ではキャパ30くらいの全力の内輪ノリが見れたりと有意義でした。
今までキャパ数百って規模のライブばかり行ってたのでキャパ50以下かキャパ数千くらいのライブが今個人的に欲してるところなのかなと思ったりもします。

もっともっと幅広げたいですね。まだまだ視野が狭いし知らないことが多すぎる。悔しい。



NEXT LIVE...
CROSSFAITH「APOCALYZE WORLD TOUR 2013」
@福岡CB