J-HipHop入門編的なセレクトCD | Rotten Apple

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友達がヒップホップにはまりつつあるのでとどめを刺すべく、現在のヒップホープシーンの入口になるようなセレクトCDを作ってみました。
気になる人はあげますっていうか全部動画あるんでそっちをチェックしてもらっても!

はいどんっ!



-サウンド重視-

01.AKLO - RED PILL

フリーで公開したミックステープで話題を集めてCDリリースまでこぎ着けたシーンの最重要人物。
海外の音を劣化させずに落とし込みかつセルフボースト(自己賛美)ラップを定着させた。


02.SEEDA - Where I'm From

00年代後半シーンのトップを走っていた男。
日本語と英語を自在に混ぜるバイリンガルラップを日本に定着させた。
ちなみにこの曲とRED PILLは共にBACH LOGICプロデュース曲。


03.SKY-HI - WHIPLASH ft RAU DEF, 環ROY

AAAの日高くん。
確固としたスキルとアイドルであることを良い武器にした誰も真似できない活動が特徴的。
ヨーカドー。
フィーチャリングで参加しているRAU DEFはZEEBRAをディスしたが若干返り討ちにあったことでも有名。


04.SIMON - IN THE BOX

50CENTに注目されたと思ったらいつの間にかシーンに一定のポジションを作っていたSIMON。
彼も日本で海外水準のヒップホップを違和感なく作れてる数少ない1人。


05.KID FRESINO - Champion

今年ブレイクした人その1。
Fla$hbackSのDJ KID FRESINOソロデビュー作。
ラップ歴数ヵ月にも関わらず、間を使う力の抜いた雰囲気かっこよさはChampionからはまだ遠いものの十分その素質を感じさせる。
聞いてるとモテる。


06.LowPass - Skip

今年ブレイクした人その2。
ユーモアある歌詞に改めてライミングこそがラップの醍醐味だろと言うかのごとく踏み倒す。
きり丸とサラサーティの下りがツボ。
OKAMOTO'Sと仲が良い。


07.SALU - ホームウェイ24号

個人的にAKLOの次に重要人物。
シーン外にもアピール出来るほど普遍的な歌詞と心地よいメロディ。
もっと一般層に売れていいと思うがロッキンででんぱ組と写真撮ってたので敵。


08.tofubeats - 水星 ft オノマトペ大臣

今年ブレイクした人その3。
シティポップ+ヒップホップという新しい音が話題を呼んだこの曲はiTunes総合チャートで1位になり話題を集めた。
ヒップホップというよりはネット音楽ディガーのアンテナに引っ掛かり幅広い層に聞かれてる印象。



-Lyric重視-

09.THA BLUE HERB - 未来は俺等の手の中

ヒップホップとは別物感すらあるほどに孤高な存在。
THE BLUE HEARTSの 未来は僕等の手の中 カバーとして作られたが原曲とかけ離れていたためお蔵入りとなった逸話のある曲。


10.ZONE THE DARKNESS - 奮エテ眠レ

マイクのみで成り上がる物語を綴る。
ヒップホップだけじゃない夢を持つ全ての人を奮えさせる和製Lose Yourself。
全編パンチライン。


11.鬼 - 小名浜

"部落育ち、団地の鍵っ子。"というラインから始まり自らの悲惨な人生を綴る。
避けていた社会の一面を見せつけられたような印象。
頭の悪そうなバッドボーイではなく叙情的に日本のストリートを描写してみせる。


12.MOROHA - 恩学

MC+ギターのユニット。
音楽に人生は捧げない、一番大切なのは音楽じゃないと音楽で伝える曲。
ヒップホップとフォークの中間のような人間くさい熱量が特徴的でヒップホップイベントよりバンドとの対バンの方が多いほど。


13.不可思議/wonderboy - Pellicule

久しぶりに再会した友人と昔を振り返る会話をポエトリーリーディングで綴る。
日常のワンシーンを切り取ったような表現力は流石の一言。
一昨年急逝。


14.EVISBEATS - ゆれる ft 田我流

韻踏合組合の元メンバーとしても知られる日本を代表するトラックメイカー。
優しいトラックに田我流の心をゆらすラップ。
どこに文句をつけることが出来るのかと思うほどに素晴らしい曲。


15.DJ Mistu the Beats - One Hip-Hop ft ZEEBRA

"東京生まれヒップホップ育ち"という良くも悪くもヒップホップのイメージを決定づけたラインを生み出したZEEBRA。
この曲では彼なりのヒップホップ観が綴る良いラップを披露。
彼に偏見がある人にこそ聞いて欲しい曲。


16.Rhymester - The Choice Is Yours

テレビ出演やロック勢とのコラボも盛んな彼らによるあくまで抽象的な問題提起。
B-BOYイズムONCE AGAINと絶えず新たなクラシックを生み出す創造力に脱帽。