The Enemy「Live at Glastonbury Festival 2008」 | Rotten Apple

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毎度言ってる気がするんですけど
ロックってのはレベルミュージックなんです

何かに抗う事とか足掻く事
それは日々の生活であったり政治であったり


久しぶりに速い曲やってパンクロックパンクロック言ってるあの人も
やってる事は素晴らしいけど、それはパンクじゃないなと思う、個人的に


ロックもパンクも精神性は置いてけぼりで
音楽のジャンルのひとつに成り下がった

メッセージ性のかけらもなく、愛やら恋やらそんなことばかり歌う



The Enemyというバンドを知ったのは4年前のサマソニがきっかけ

サマソニに行った友達がThe Enemyのライヴがめちゃくちゃ良かったとか言って
わざわざTシャツとCDをお土産に買ってきてくれたんだけど、そん時は全くピンと来ず


んで最近ライヴ動画を見て完全にやられてしまった

このライヴを見ると、たった3曲なんだけど
The EnemyにUKロックの未来を託してもいいんじゃないかなと思ってしまう


底辺からの叫び
カスが足掻いてカッコ悪い事言うからカッコいい


おれは、個人的にこういうのがロックだと思ってる

ロックはしぶといよ、まだ死なない





「Away from Here」

まじに、かなり嫌気さしてる リタイアするために働くなんてさ
別にそこまでやらなくたっていいし 会社の車とかいらないし

出世のためじゃないし 名札にも興味ないし
出来る限り楽したい 家でリチャードとジュディといるのが一番さ


ここからいなくなりたい


早起きなんてまっぴらごめん モーニングコールにも飽き飽きだ
足を引きずり道を歩く 相変わらずの人々と日常

皮肉ってのは結構笑えるもんだ おまえは他人のために金儲け
オレの一日は始まったばかり ちっともお楽しみとは呼べないね

できれば午後起きて 昼間テレビ見て、好きな音楽聴いて
出来る限り楽したい 家でリチャードとジュディといるのが一番さ


ここからいなくなりたい


土曜日が一週間のハイライト 遊びに出かけてめちゃ盛り上がる
誰かと待ち合わせ 弱虫どもの集まりさ

結局なんだかんだ言ったって 俺たちみんな似たもの同士
現代社会の奴隷達 どんなにつまらない週末でも、これが唯一の現実逃避

できれば午後起きて 昼間テレビ見て、好きな音楽聴いて
出来る限り楽したい 家でリチャードとジュディといるのが一番さ


ここからいなくなりたい





「We'll Live And Die In These Towns」

お前は煙たい部屋で時間を過ごす
口うるさい老婆が、安物の香水の匂いをさせながら言う
「あたし達みたいな人間は一生浮かばれないのさ」と
確かに、何事もひとりでに起こりはしない

トイレは絶望の臭いを放ち 街は苛立ちを響かせる
おまえはどうして眠れないのか不思議に思う
やることも、食う物もないからだろ
お前の人生は落ちた挙句に視界から消えていく
お前には全く、どうすることもできない


俺たちは そんな街に生まれ死んでいく
だからってがっかりするなよ
今さらがっかりするなよ

俺たちは そんな街に生まれ死んでいく
だからってがっかりするなよ
今さら落ち込むなよ


インスタント食品で汚れた食器
割れた窓から吹き込む風で食い物も冷める
誰かに誘われても出ちゃだめだ
お湯が出ないから風呂にも入れない

お前の友達はまた街に繰り出す
こんな生活はいつ終わるのかと自問する
お前の頭はキャパを超えてる
爆発するまで時間の問題だ


俺たちは そんな街に生まれ死んでいく
だからってがっかりするなよ
今さら落ち込むなよ

俺たちは そんな街に生まれ死んでいく
だからってがっかりするなよ
今さら落ち込むなよ

今さら…
今さらさぁ…


俺たちは そんな街に生まれ死んでいく
だからってがっかりするなよ
今さら落ち込むなよ

俺たちは そんな街に生まれ死んでいく
だからって落ち込むなよ
今さら落ち込むなよ





「This Song」

一緒に育った奴らの半分は 16になる頃には乳母車を押してて
もし恋がドラッグだとしたら、治療薬はどこにあるのか
昔、夢を語ってくれたあの子のためのさ

遊び道具をもらった俺たちは
ニコチンで目をやられてしまってサインを見落とした
大人たちはよく言ってた 頭を使えとかなんとか
だけど、この心はテレビのヒーローに憧れていつも叫んでた


今、この歌はお前のために
今、この歌は


心の変革のために
人生の転機のために

時代の変化のために
お前が夜眠れない理由のために

心の変革のために
人生の転機のために

時代の変化のために
お前が闘いを諦めた理由のために


乳母車を押してない半分の奴らは
歳半分のガキどもにクスリを売りつける
どこのパブもクラブも酔っ払いだらけ
自分たちが生まれた日も、もしかしたら自分の名前すら覚えていないような連中ばかり

一人の老人が唄いだす
それはスロットマシンの隣で始まった喧嘩にかき消される
俺たちのハートも、この国も
こんな文明の欠如のようなシーンも
いったいいつまで変わらずにいるんだろうか


今、この歌はお前のために
今、この歌は


心の変革のために
人生の転機のために

時代の変化のために
お前が夜眠れない理由のために

心の変革のために
人生の転機のために

時代の変化のために
お前が闘いを諦めた理由のために


今、この歌を お前たちのために

今、この歌を お前たちのために

今、この歌を お前たちのために

今、この歌を お前たちのために