今日は、グレープフルーツです。

上のお写真を見ると、これからの季節、このようなジューシーなグレープフルーツが食べたくなりますよね。


今日から、しばらく柑橘系の精油について書かせて頂きたいと思いますので、学名や主な産地も記載して、他の柑橘系のとの区別もそれぞれ明確化したいと思います。



学名は、Citrus paradisi
(キトルス パラディシ)

主な産地は、アメリカ、イスラエル、ブラジルです。




先日、柑橘系の精油の共通のモノテルペン炭化水素類の「リモネン」について、ブログを書きました通り、グレープフルーツにも、この「リモネン」が含まれています。


その他含有成分のケトン類の「ヌートカトン」は、グレープフルーツ特有の香りとなるフレッシュで、甘酸っぱくフルーティな香り成分です。

このグレープフルーツに入っているラクトン類の「フラノクマリン類」で、ベルガモットにも共通する「ベルガプテン」という成分も含有しているため、光毒性があります。


光毒性は、比較的、柑橘系の精油には共通しているところでもありますが、グレープフルーツの精油を日中使用した場合は必ずUVケアも併せて行いましょう。
また、多量また高濃度で用いるのも控えましょう。


一時期、グレープフルーツの香りが食欲を抑える効果があるという事がブームになり、私もずいぶん前にそのようなグレープフルーツのスプレータイプの商品を買ったことがあります。


この食欲抑制をもたらす香り成分はフラボノイド類の「ナリンギン」という成分で、グレープフルーツ果皮付近にある苦味成分です。


グレープフルーツの香りは、心に幸福感を与える作用があります。
この幸福感を感じると、脳にフェニルエチルアミンという脳内成分が出て、これが視床下部にある満腹中枢に働きかけて摂取抑制を示すというしくみです。
幸せで、胸がいっぱいで食べたくないというときにこの脳内物質フェニルエチルアミンが分泌されているそうです。



「ナリンギン」という成分が出てきましたが、
私自身、薬剤師であるため、少しだけ、お薬と関連づけたお話をさせて頂きますと、
グレープフルーツジュースと併用を注意しなければならない降圧剤(Ca拮抗剤)やその他一部のお薬がありますが、それはグレープフルーツの成分の中の、このフラボノイド類の「ナリンギン」が影響していると昔は言われていました。

しかし、のちの研究にて、グレープフルーツの成分の中のラクトン類の「フロノクマリン」が、それらの一部のお薬との併用に影響を与えていることがわかりました。


このグレープフルーツジュースと一部のお薬との併用注意にまつわることは、後日(柑橘系精油のブログが終わる頃に)、他の柑橘系も含めて詳細を後日ブログに書かせて頂きたいと思います。





お話をグレープフルーツの精油のお話に戻します。

グレープフルーツの心に対する働きは、幸福感を与える効果と共に、モノテルペン炭化水素類のコーチゾン様作用があるため、気持ちを強くさせる働きもあります。
抗うつ作用もあります。

体に関しては、知ってる方は知ってると思いますが、むくみやセルライトに良い効果があります。
これは、リンパ系を刺激して、体液循環を活性化させ、利尿特性があることにも起因しています。

また、胆汁分泌促進作用があり、胆石、また脂肪の消化を促して、体重を減少させるための食生活の一助としても有効です。


よって、先ほども出てきた摂食抑制作用も手伝い、ダイエットにも、とても有効な精油の一つであることがわかります。


これからの季節は、グレープフルーツの精油を使用する場合、紫外線に気をつけなければいけませんが、私は胆石持ちですし、ダイエットにも気をつけていますので、今後とも活用したい精油のうちの1つです。


【その他の作用】
強壮作用、殺菌作用、消毒作用、刺激作用など
【注意事項】
光毒性があるので、強い日光に当たらないぬうに、必ずUVケアを行って下さい。
多量、また高濃度で用いるのは控えてください。


via アロマな生活
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