Pure Poison ~ この恋が終わるまで・・・・
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私と亡くなった彼の事・・・・・・・・・。(その1)

私の人生で一番愛する人、彼は滝田と言う。






滝田と私の年齢差は21歳。 私が20歳の時、滝田は41歳だった。




でも、二人ともフリーで、何も問題ない間柄だった。
ただ一つ、彼が前彼女に未練が残っている事を除けば・・・・・。







私はその時、心を病んでいた。
現実と言う名の残酷な試練は、私の心を蝕むのに幾らも手数は必要無かった。
私は私の置かれた運命の重さに耐えかね、自分の命の価値すら無くしていた。


そんな私が滝田を私の心の入り口に誘い込んでしまった日は、
私は自分の人生の不運さに、多分一番疲弊していた日だったのではなかったか?とい、今でも思う。


以前から知り合いで、そして以前から一目置いて尊敬していた存在だった彼。
その時の私は、自分の置かれた状況を何とかしたかった。



この心の行き場を求めていた。
彼の存在以外、考えられなかった。


気が付いたら、彼の電話番号を、無心に電話に打ち込んでいた・・・・。








そうして私は、彼を私のテリトリーに呼び、私は彼に私の現在の心情を訴えた。







彼の目の色が、変わっていくのが見て取れた。



私に興味を抱いている・・・・・。





私がそんな女だと言う事を彼は知らなかったと・・・・。



私の意外性に、彼は明らかに驚愕し、そして興味を抱いた。







私の心の苦しみを聞きぬいた果て、彼は私を「抱きたい・・・・」と言った。

愛してるでも、好きでもない、


ただ、「お前を抱きたい・・・・」と言った。


その時の私に断る理由はどこにも見当たらなかった。





そして私は、目の前に置かれたアルコールのグラスを一気に飲み干した。






彼はそれを私の決心の表れと取った。

私はその夜、彼の腕に抱かれた。

それはきっと運命の夜だったと思う。


多分、彼は前の彼女を思い切れず、
心の隙間を私に求めたのだろう。
でも、ごめんね。
私の背負うものは、貴方の考えたほど、甘くも軽くも無い。




彼はそんな事は知るはずも無く、私と言う罠にはまったんだろう。




誰だって、多分、簡単にはまる罠。
それは、仕掛けた者すらも、罠と思わずに仕掛けた罠だから・・・・・・・・・・。




プロローグ ~ 序章 ~

あれは3年前の12月の事だった・・・・・・・・・・。




私が世界で一番信じ、一番愛した人が、ある日この世界からいなくなった。

寒くて、雨が降ってて、賑やかで、そして孤独な夜だった。



皆が、彼の為に集まってくれた。



私はひたすら泣いていた。

泣く事以外、私に出来る事はなかった。


そう、もう彼の為に、私が出来る事は何も無かったのだ。

彼を想って死ぬ事も、彼を想って前向きに生きる事も、
その時の私には出来なかった。


ただただ、泣く事しか出来なかった。








そんな夜。




彼を偲ぶ人々に紛れて、あの人は現われた。






そこに私と言う名の、純粋な毒に出会う事に気が付かずに。




私もまた、自分が高いリスクを負う事になるとは気が付かずに・・・・・・・。