TOEIC900点の取り方とその先の英語学習 | 東京在住の総合職女が日々の学びと工夫を書くところ

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英語は学生時代からずっと苦手意識があるのですが、

仕事上必要になるため、とりあえずTOEICは頑張らなきゃ…と思い、

2年ほど前に915点を取りました(Reading 450/ Listening 465)。

 

ちなみに、学習期間は3カ月、学習開始前の点数は750点です。

 

TOEICの勉強法でお悩みの方も多いと思うので、今回はその時の学習方法を書きたいと思います。

 

 

<基本的な学習方法>

 

基本的な学習方法は、過去問を100パーセント理解するというものでした。

 

TOEICに限らず、これまでいろんなテストを受けてきましたが、やるべきことは敵(テスト)を知り尽くす、ということだと思いますし、TOEICの場合、意外と同じようなポイントが時を超えて出されることが結構あります。

 

ですので、私の場合、勉強のために使ったテキストは解説がしっかりしている(重要な単語や成語まで解説が書かれている)過去問集一冊です!

 

これをとにかくちゃんとやります。

ちゃんとやるというのは、こういうことです↓

 

①時間を図って本番と同じ状況で解く

②解説をしっかりと読みながら答え合わせをする

 → 解説を読んでいて知らなかった知識はマーカーでチェック

 → 間違っていた・不安ながら回答した問題は問題にチェックマーク

③1週間程度時間を置いたところでできなかった問題を再度とく

 → 解説中わすれている知識は別の色のマーカーでチェック

 → 間違っていた・不安ながら問題は2度できなかった要注意問題としてチェックマークを追加

④できなかった問題がゼロになるまで③の繰り返し

 

試験当日も、分厚い過去問を持ち込み、直前までチェックマーカーをチェックしていました。

 

過去問を何回かやると、問題のパターンには慣れてきますから、あとはどれくらい文意をとれるかが勝負になってきます。

 

そうなると、結局一番点数に響いてくるところって、単語や成句をどれくらい知っているか・理解できるかというところが大きいんですよね。

よって、ここを徹底的につぶす。

 

なら、市販の単語帳で単語を覚えればいいじゃん?とおっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、

個人的には単語だけを書いてある市販の単語帳はおすすめしません。

なぜなら、文章と一緒のほうが、ストーリーで覚えるため、「あ、あの話のこの部分で使っていた単語だ」と脳みそがかってに覚えてくれますし、複数の単語を一気に頭に入れることができるからです。

単語帳を使うのであれば、速読英単語やDUOのような、例文で覚えるタイプがおすすめです。

 

が、過去問も上記のように使えば立派な単語帳です。

しかも、一度出された単語で、またでてくるかもしれない、緊張感の高い単語だけを集めた単語帳です。

ほかの単語帳に手を付ける前に、まずは過去の単語を完璧にすべきだと思います。

 

これはTOEICに限らず、ほかの英語のテストや、古文漢文のテストにも言えることだと思います。

 

 

<リーディング攻略法>

 

リーディングはとにかく時間がないのですが、900点を超えるためには、全問に手ごたえをもって回答することが必要になります。

 

そのための訓練としては、とにかく早く正確に読む!

幸い、TOEICの文章はそこまで難解なものではありませんから(英誌エコノミストと比べると天国のように簡単です)、過去問を何問も読んでいればそのうち早くなると思います。

※上記<基本の学習法>に沿って、でちゃんと単語をものにしましょう。でないとスピードがあがっても文意がとれません=問題が解けません。

 

よく言われますが、文章を節(かたまり)でとらえる読み方をしていくのは基本です。なれなければ、節ごとにスラッシュを入れたりかっこを書き加えたりしながら読みましょう。

とにかく量をこなしましょう。

 

 

<リスニング攻略法>

 

リスニングは問題がはじまるまえに問題を読んでおくのは基本ですね。

全部読めなくてもいいので、ざらっとキーワードだけでも抑えておけるといいのかなと思います。

(一回読んでおくと回答するために二回目読むのが楽なんです、不思議なことに)

 

問題は基本的に文意がとれれば解けるようになっています。

問題にパターンがいくつかあるので、それは過去問でしっかりとおさえつつ、なのですが、

リスニングは英語に耳がなれることも大事だと思います。

 

英語に苦手意識のある私にとって、英語はスポーツと同じで

最初はバスケットボール習いたての小学生みたいに、非常にへたくそで、全然意味が入ってこなかったのですが、

何度も何度も聞いているうちに、体が英語の音に順応してくるようになってきました。

何度もレイアップシュートの練習をしているとそのうち入るようになるのと似ているかなと思います。

 

ですので、リスニング対策としては、<基本の学習方法>のほかに、英語の音に触れる機会を増やすことをお勧めします。

 

私は毎朝テレビのニュース番組ではなく、英語のラジオニュース(NHKワールド、CNN10)のポッドキャストを聞いてニュースを把握するようにしています。

もう3年はこれを続けていますが、はじめは全然聞き取れなかったCNNも、最近ではかなり理解できるようになりました。

このおかげで、たいていのニュース英語は聞き取れるようになってきたかなと思います。ちりも積もれば、です。

習慣化してしまえばそこまで難しくないので、朝お化粧しているときやご飯を食べているときなどに実践してみてはいかがでしょうか。

 

また、英文を声に出して読むことも効果的なんだそうです。

 

これは私自身が実践していて効果を体で実感したわけではないのですが、とにかく多くの先生や専門家がこの方法を勧めるので、過去問の答え合わせの時には機械的に音読やシャドーイングをやっていました。

副産物として、自分がアウトプットするときに、英語の発音がよくなったのと、自然な英語(文法があっているだけでネイティブが聞いたら不自然だと感じる英語ではない英語)が身についてきたかなと思います。

 

 

<学習法まとめ>

 

上記のやり方で、3か月勉強し続けた結果、900点を超えることができました。

勉強時間は休日は2~3時間程度、平日は30分程度+英語ニュースを聞く時間 だったと思います。

もし、TOEICの学習方法に詰まっていらっしゃる方がいらっしゃれば、上記のやり方を試してみていただければと思います。

 

 

<TOEIC900点の先…>

 

一般的に日本の企業では、TOEICが900点あれば英語は十分と言われますが、

仕事で英語を使っていると、それだけでは十分ではないと感じます。

 

TOEICはビジネスで使う単語や表現をしっかりおさえていますし、

速読や英語聴力が鍛えられるという意味でいいテストだと思いますが、

それと仕事で英語ができるというのは必ずしもイコールではないように思います。

 

日本人でない相手にもわかりやすい表現を使う、専門分野の単語や言い回しを覚える、親しみの感じられる表現を使う、逆に相手に期待を持たせない表現を使う、正確な文章・誤解を招かない文章を書く etc

仕事で本当に役に立つ英語を使うためには、ほかにもやることはいっぱいです。

また、翻訳を生業にする方や、文学的な文章を書く必要がある方などは、

私のようにビジネスのプレーヤーとして英語を使うのとは違う種類の英語力が必要となってくるでしょう。

 

ちなみに私の目標は、

国際的な会議でしっかりと立場を主張し、

その後の飲み会で酒が入っても交渉できるだけの英語力をつけるというところなのですが、

多くの人の前で英語を使うには度胸が必要ですし、

酒が入ってもちゃんと英語が出てくるためには単語を自分に定着させる必要があります。

(なお、タイ人とか中国人は決して英語はうまくなくても、堂々と立場を主張してくるところがすごいとおもいます。日本人はどうしても英語ができないと恥ずかしくて立場を主張できなくなってしまうので、本当に度胸の問題です…)

 

なので、英会話やTED、ほかにもな方法いろいろ試して、900点取った後にも英語力を向上させるための努力を続けています。

何だかんだ一番いいのは、仕事で英語を使う、ということで、

緊張感が全然違いますし、使ってみて通じた英語というのは、本当に身に付きます。

 

 

自分の英語の目標はどこなのか、そのために何をすべきなのか。

 

TOEICはビジネスで英語を使っていくうえで、一つの通過点に過ぎない、ということを、最後に付記させていただきたいと思います。

 

 

あー、英語がんばるぞー!