最近ではもう一人では起き上がれないくらいに、しんどそうなのですが、
入院をどうしても嫌がるもので
その看病をおばあちゃんがやっています。
私の家からは車で1時間程で行けるところに住んでいるので、
週末には、顔を見せに泊まりに行ってます
そして、おじいちゃんの娘である私のお母さんは、
少し遠くに住んでいるので、
平日は仕事をしながらも
毎週4時間かけて泊まりに来ています
おじいちゃんの看病で
おばあちゃんが疲れ果ててしまって
元々、グチグチ言うタイプなのですが、
ついには、自分の方が死にたいくらいやと泣きだしてしまう始末です
一方、お母さんは、そんな言葉を受けても
軽く笑って受け流せるくらいの
なんというか、とても穏やかな人です
うちのお母さんって、すごいんですよね
15年前には旦那を肺ガンで亡くし
つまり、私のお父さんなんですけども
その看病をしてる時でも、
私達子供(3人でちなみに私は長女です)に対して、
ネガティブな感情はほとんど出さず
今まで泣いのを見たのは
お父さんが死んだその瞬間の一度だけです
その時だけは大声を出して泣いてました
そしてお父さんを亡くしたその5年後には、お母さん自身も大腸ガンになってしまいました。
でも、手術をして治りました。
その時も、泣き言のようなことは
一度も耳にしたことがありません
お父さんが死んでからは、
怒られたことはほとんどありません。
小さい時はそりゃまぁ怒られましたけどね。
何を言っても
何をやっても
フッと鼻で笑い、
何があった時でも、
なんとかなる。
と、ポジティブなのか何も考えてないのか
そこのところは不明ですが
そんなお母さんがスゲェって、
歳を重ねるごとに強く感じます。
話を戻しますが、
おばあちゃんが発狂しててですね
私は、それを見ててとても疲れてしまいます。
もちろん、おじいちゃんに文句を言いながらではありますが、とても世話焼きなので、休むことなく看病をしてるのですが、
大変なのは分かるんですけども、
気持ちも分かるんですけども、
どうしてもイライラしてしまう自分がいます。
だから、お母さんはすごいって
尚更思います。
私は、どう在るべきなのか
とても考えてしまいます。
おばあちゃんにイライラしてしまう自分
おばあちゃんを助けてあげたい自分
いろんな自分がいて、
イライラしたらいけない
おばあちゃんも大変なんやから
優しくしてあげないといけない
というような、
義務感というか
正義感なのか何なのか
そういった気持ちになってしまい
そんな自分をやはり、
自分で責めたくなってしまいます。
なんで私はこんな風に思ってしまうんだろう
って
そんなこと、思っちゃいけない
ってね、
昔の私なら、抑圧してしまっていただろうけど
今はひとつ選択肢が増えました
「自分の中で湧き出てきた感情を
受け入れる」
という選択肢。
良いと思うんですよ、そんな醜い自分がいても。
おばあちゃんに対して酷いことを思ってしまっても、
人間ってやっぱ、
そんな時もあると思うんです。
そうやって自分を許してみたいんです。
そして、私の目に悪く映ってしまっているおばあちゃんもそう、
同じように許してあげたい。
自分を許せないから、
他人も許せないんじゃないかなって。
許さずにいると、
どうなっていくでしょうか？
怒りや憎しみをずっと抱え、
全てを表に出すわけにもいかず、
消化しきれない感情を
抑え込むことによって、
その感情は、無かったことにしないでくれ！気付いてくれ！と言わんばかりに、何倍にも大きく膨れ上がっていくように思います。
許せないってのは、
どういうことでしょうか？
完璧を求めてるんでしょうか？
プラスがあればマイナスがあるように
光と陰のように
両極が何にもあるというのに、
悪いところもあるってことを認めようとせず
むしろ排除しようとしてしまい
自分に対しても
他人に対しても
自分勝手な理想を掲げ、
それに沿わないことがあれば
批判し否定し、
それを繰り返している。
皆さんはどうだか分かりませんが、
私は、そうです。こんな人間です。
自分勝手だった。
でも、自分を責めるんじゃなくて、
そんな自分でもいいやって
許そうかと。
誰かに許してもらえなくても、
あなたって嫌な人だねって
本心を語った時に言われたとしても、
自分でだけは許してみようと思う。
許すっていうても、
やり方分からんのやけどね。
まだまだ未熟者ってことです
許すということができたら
争いを無くしていけるような
平和な世界になるような
何かすごいことのように感じます
これができたら、
本当にすごい
生きてる間にそんな人になれるかどうか
分からんけど、
少しでも近づきたいから
もっと自分と向き合っていこうと思います。
見たくない自分と出会っても、
受け入れていきたい。
その先に、何か光のような希望のようなものが見える気がするのです。
もし最後まで読んでくれた人いたら、
ありがとん