目が覚めた

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見ていた夢の中でも
朝を迎えていた

寝室らしき場所は
大きな窓に面していて
緑が生い繁る丘の連なりが見える

丘の上から
戦隊を組んだ戦車が姿を現した
深緑の銃口を上に上げて
ゆっくり横に列を揃えて
近づいてくる

飛び起きた私は
同じ部屋に居る2人を起こした
パジャマらしきものを着ている

「今すぐに着替えて」
「下はズボンを履いて」

娘か妹らしき女の子
そして母親らしき女性

「暗い色を着て」

私自身が
男性なのか女性だったのか
覚えていない

拡声器で何か聞こえてくる
何かを待って攻撃になる様子
まだ少しだけ時間はある

攻撃の目的は何なのか
聞き耳を立てながら
着替えて
リュックに物を入れる

同時に頭の中で
建物から出るのか
地下はあるのか
地形はどうだったのか
車で逃げられるか
走っていくのか
飲みものは食べ物は
考えが巡る


”生きていられる確率を上げる”


強い意志が残ったまま目が覚めた



深呼吸をして
落ちついて選ぶ
状況判断をしたら
直感で動く


心臓の鼓動を感じながら
ぼーっとトイレに行った

現実にトラブルに直面して
一気に頭がいろいろ処理して
解決した後のように脳が疲れていた

時計を見たら、午前5時33分だった