今回は、『珠玉の古典芸能と音楽に出合う宵』というテーマで、そのPART1として、ホテルの宴会場で藤原真理さんのチェロコンサートがありました。ピアノの倉戸テルさんとのハーモニーも美しく、京都旅の始まりに胸が高なります。
演奏前のアペリティフ♡
また運自慢になりますが、大覚寺へ向かう行きのお迎えのタクシーが「四つ葉のクローバー号」でした。京都に4台しかない (1300台中) 幸運を運んでくれるタクシーだそうです( ^ - ^ )v
大覚寺到着(正式には旧嵯峨御所大本山大覚寺)。
弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山。
こちらで行われる素浄瑠璃の公演まで、御所を見学させて頂きます。歴代の天皇や皇族が住持された門跡寺院ですから、雰囲気は平安時代の趣きそのまま。十二単衣を着たイメージを妄想しながら、自称・佳織里ノ姫しずしずと歩きました。
普段は一般公開されていない宸殿は、国の重要文化財です。一番格式が高いこちらの部屋は『牡丹の間』。
徳川家康の孫むすめ、東福門院和子(まさこ)様が住んでいらした宸殿だそうです。
『棒天井』
↓野兎の図ですね♡
こちらの奥で南北朝媾和会議が行われたらしい。室町時代に南北朝争乱を治めるために南北の天皇同士が話し合いって…もう教科書の中のロマンの世界だわっ♪
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『御冠の間』
奥に一段高い台があるの見えますか?後宇多法皇のお部屋で、執務の際は冠(カツラっぽい笑)を傍らに置いたことから、「御冠の間」と呼ばれているそうです。
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大覚寺宸殿・『紅梅の間』に飾られたいけばな嵯峨御流の華席。『秋麗』と題された大作が迫力満点でした!!
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大沢の池は『日本三代名月鑑賞の地』とのこと。
肉眼ではもっと幻想的できれいです!
皆様にも、是非、生で見て頂きたいわ〜♡
大覚寺ご僧侶様の法話も素晴らしく、この2年間を想いながら目頭があつくなりました。
素浄瑠璃の演目は、義太夫節『丗三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)』。
浄瑠璃 竹本織太夫
三味線 鶴澤清馗
お話しはさっぱりわかりませんでしたが(古文・漢文サジ投げた学生時代…)、その熱・エネルギーはハンパなかったです!!
贅沢な一夜を堪能しました。家で留守番していた父に大覚寺の一連の自慢をしたら、更に自慢話しで返されました笑笑。昔、お月見の茶会を大覚寺でやったんですって。教えのお稽古にも随分通ったらしいです。パパ、すごいじゃーーん!!
京都のこと、またシェアさせた頂きますね^_−☆