うんざりする会社とオサラバして、新しい会社で心機一転頑張りたいと思っている人も多いことだろう。ところが、気軽に求人募集に応募できないと考えている人もまた多い。それは主に円満退社でなく、無理やり辞めた人だったりトラブルを起こして退社させられたりする人にあるようだ。
かつては、ブラックリストの人材として企業に情報が行くというのはまんざら「噂」ばかりではなかった。人事を担当していた友人の話だが、本当に「前職での評価や辞め方」などを前職の会社では聞いていたらしい。最近は個人情報保護法などのモラルが高まったため、「採用前調査」をする会社は、減ったようだが皆無ということはないだろう。
厚労省でも、採用選考での配慮すべき項目に「身元調査」をあげていることはあげているが、ウソの経歴を申告する応募者もいることや、厳密には法的罰則がないため「、今でも一定の数の会社では行われているようだ。
会社が「採用前調査」を行おうとする場合、その専門機関に依頼することが多い。実際に「採用前調査」の専門機関は多く存在する。かつては、内密な調査がほとんどだったが、最近では個人情報保護法の絡みから、応募者の同意を得て調査する形も増えているとのこと。タイミングは、内定を出す直前が一般的なようだ。
会社がよく調べるのは金銭面だ。たとえば金融機関のブラックリストに載っていないかといったところだ。また、「実務経験◯年以上」などの採用条件を本当に満たしているかも、採用側が重点的に調べる項目だ。この部分をごまかそうとする応募者が多いためだが、調査に引っ掛かればもちろん採用通知は届かないだろう。
転職のために気をつけるべきなのは、こうしたブラックリストに載らないことだ。どんなに嫌な会社でも、辞める際はきちんとけじめをつけて退社することが重要なのである。
生涯を通してみて、転職する機会が多いのは男性よりも女性の方だろう。基本的に出産した後に子育てが一段落して違う会社に入社するケースが多いが、最近ではキャリアアップのために転職する若い女性が増えてきているのだとか。これからは男女問わず、転職することが当たり前の実力社会になっていくのかもしれない。とにかく、転職活動に黒い影を落とさないためにも、きちんと退社の方法や引き継ぎなど転職の前準備をしておくことが大切だ。