
東日本大震災の直後、いち早く動き出したのはクロネコヤマトでお馴染みのヤマト運輸であった。
上からの指示を待たずにかろうじて送られてきた支援物資を「彼らだけの判断」によって被災地域に「お届け」したという。
彼らの強み。
それはところ番地の隅々に至るまで、熟知していたこと。
今回の熊本地震を見聞していて何より歯がゆいのは、せっかくの物資が無駄に偏って滞り、少しも被災者のためになってはいない事実。
足るを知り、地を知る者こそ
二の足を踏まず幸を得る
地殻や断層やプレートや…
知るべきそのほとんどが、私たちの足元にあるという事実。
久々に日本地図をまじまじ見つめた。
わかることが無限にあった。
