お久しぶりです。くじら🐋です。
何ヶ月かぶりに戻ってきました。
無事に次女を出産し、年子育児に追われ、
気づけばもう半年以上が過ぎました。
と、いうことで久しぶりに夫と子供二人がこの時間に寝たので、一つ書いていこうと思います。
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産休に入り、次女を出産した。
次女も長女と同じ体外受精で授かっている。
採卵は長女と同じタイミング。
約2年眠っていてくれた次女にやっとあえた。感慨深い。
次女について色々と書きたいところだが、
今回は、長女について。大きな悩みがあるのだ。
それは、保育園での「加害」である。
つまり、お友達を傷つけてしまうのだ。
わたしの頭をかなり悩ませており、色々とネットで検索しても基本「被害者」側の投稿しか見当たらない。
ただ被害者がいれば同じ数の加害者がいるはずだ。
そして私のように毎日悩んでいる人もいるはずだ。
同じような境遇の人に少しでも情報共有できれば、と思い、久しぶりにブログを書くことにした。
今回のテーマはセンシティブだ。本文で伝えたいことは、誰ががいい、わるいということではないことを明確にしておきたい。
ただ、単純にわたしは今こういう悩みを持っているのだ、とオープンにしたいだけであることを強調したい。
長女は、0歳から保育園に通っており、
現在1歳児クラスに通う、年齢は2歳0ヶ月である。
入園当初から、お迎え時たびたび先生に呼び出された。
「長女ちゃん、今日お友達を噛んでしまいました」
「長女ちゃん、お友達を引っ掻いてしまいました」
正直、もう何度言われたかわからない。
頻度で言えば週に1回以上、ない週があれば大歓喜するレベルに当時は頻度が高かった。
最初は「まあ、まだ赤ちゃんだし」と思っていたし、先生からも「0歳児クラスでは避けられないことで、これから成長に伴って減っていく。我々も防げず申し訳ない」と説明を受けた。
ちなみに、長女が通う保育園では、傷が残るような場合は先生から「誰が誰をどのような状況で怪我させて(怪我をして)しまったか」を名前を出してお互いの親に報告がある(会社の同僚に話したら、ありえないとびっくりしていた)。
私は被害児童の親御さんへ、送迎などのタイミングで都度謝罪をした。
だが1ヶ月、半年、1年経ってもまだ終わらない。
迎えに行く度、「今日は、お友達を噛んでいないか、引っ掻いていないか」と憂鬱だった。
娘がやられることはほとんどない。というか、今まで一度もない。傷ができたのは自滅(走ってて転ぶなど)だけだ。
迎えに行き、先生に「長女ちゃんのママ、少しお話が」と言われただけで背筋が凍る。
恐る恐る話を聞きに行き、「長女ちゃん、こういう状況で怪我してしまって、、、」と言われたときは、本来親であれば傷の具合など心配するところだろうが、
私の場合「長女が怪我しただけですか?他の子を傷つけてしまったわけではないんですね?」と安堵してしまうくらいだ。それくらい娘の加害頻度が高いのだ。
そんな中、復職し次女の妊娠に伴い産休に入る少し前に、保護者面談があった。
娘が1歳6ヶ月くらいの頃だ。
夫と二人で参加したが、そこで言われたことが私をさらに苦しめた。
「長女ちゃんの加害がなかなか減らない」
「報告していなかったが、実はほぼ毎日お友達に手が出ている。回数が多すぎるので傷ができないレベルであれば報告をしていなかった。」
「最近特に気持ちが不安定で手が出る頻度が多い」
「これから下の子が産まれたらもっと不安定になるかもしれない」
「大変かもしれないが、今はできるだけ一緒にいてあげてほしい」
衝撃だった。
週に1回くらいだと思っていた娘の加害が、
実はほぼ毎日行われていた、ということ。
気持ちが不安定になっている、ということ。
たしかに家で機嫌が悪いことが増えたと感じていたが、
いわゆる「イヤイヤ期」なのかも、と考えていた。
しかし現実はそうではなく、おそらく長女なりに、
私が妊娠したことで、自分の家が、
親の環境が少しづつ変わっていくことを敏感に察知していたのかもしれない。
ずっと気になっていたことを聞いてみた。
長女以外に、噛んだり引っ掻いたりする子はいないのか、と。うちの子だけなのか?と。
なぜ私がこのようなことを聞いたかというと、
長女がやられないからである。
「加害行為は0歳児にはよくあること」と言われるにもかかわらず、
長女は全くやられない。加害ばかり。もしや、加害するのは長女だけなのでは?と薄々感じていたからだ。
先生は、言いづらそうに答えてくれた。
「各学年に一人はいます。加害をしてしまう子。でもそんな子も成長するにつれ、なくなります。
ですが、今のクラスでは、正直噛みついたりするのは長女ちゃんだけです」と。
わたしは先生の前でほろほろと泣いてしまった。
保護者面談で泣くような人間ではないと自負があったのに、あっけなく泣いてしまったのだ。
なぜ泣いたかというと、「長女に申し訳ない」の一言だった。
幸いなことに、保護者面談の次の日から産休だったので、数日保育園はお休みし、長女とおでかけしラブラブな日を過ごした。
その後は先生からも不安定だと言われることはなかった。
だが、加害は続いていた。
加害の理由はその時々によって異なるが、いわゆる「よくある」シーンだ。
おもちゃが被った、先生が被った、うっとおしかった、など。娘の場合は、先生でも原因が不明な「ただそこにいたから」ということもあった。
口の近くに手や足があると高確率で噛みついた。
そして、そんな中、次女が産まれた。
バタバタと毎日が過ぎ、
長女は1歳児クラスに進級した。
長女は徐々に言葉が話せるようになり、意思疎通もできるようになった。
「そろそろ加害が減ってくる頃だろう」と思っていた。2歳前には二語文もでてきていた。
今進級して4ヶ月が経とうとしている。
現状はどうか?というと、噛みつくことはほぼなくなった。
しかし、未だにひっかきの加害はなくなっていない。
先週は2回引っ掻いた。先生からの見立てはこうだ。
「目の前でお友達がずっとおちゃらけていてしつこくてイライラして引っ掻いた」
「お友達の襟ぐりを引っ張った拍子に爪が首にあたって引っ掻いてしまった(なぜ引っ張ったかは不明)」
二回めはちょうど引っ掻いた直後に迎えに到着したようで、
大声で涙を流し、首を冷やされているお友達を見て
ただただ申し訳なく、可哀想だった。
まだまだ前途多難である。
そんな長女、自宅ではどうなのか?と言えば、
自宅でも時々手が出てしまう。
主に自分の要求が通らなかった時だ。
わたしも今日右頬を引っかかれた。傷にはなっていないが、
これをよそのお子さんにやっていると思うと背筋が凍る。
そんなときは、
長女の手を取りコツコツと言い聞かせている。
「嫌な気持ちだったことは理解するが、引っ掻いていち理由にはならない」と目を見て話す。逃げようとしても逃さない。
「なぜ引っ掻いていけないか?」「嫌なことがあったらどうするといいのか?」「やりたいことがあったらどうするか?」を話し合う(というかまだそこまで会話はできないので一方的に聞かせているだけだが、、、、、、、、)
言語習得が爆発している今の時期に、
感情優先でなく、自分の気持を言葉で表現できる、
お話できるように、コツコツ続けていきたい。
振り返れば、最初は「噛む」「ひっかく」だった加害行為も、
今は「ひっかく」だけになり、理由がわからない加害があった頃に比べ、
「なぜやってしまったか?」を明確にできることが増えてきた。
これは大きな成長である!!!!と私は考える
被害児童の子と親御さんには本当に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいである。
謝罪に行くと、どの親御さんも必ず「お互い様ですよ〜」と言ってくださるが、
娘ばかり手を出しているのだ。全くお互い様ではない。
長女と家族でがんばっていつか手が出てしまう行為を
やめて、自分の気持を言葉で説明できるようになってほしいと願う。
その甲斐あってか、娘はここ最近言語習得が爆発し、
少し前まで単語の羅列だったのが、助詞なども駆使し、三語文も出てくるように。
「これ長女ちゃんのだから、だめ」
「〇〇したい、△△はしたくない」
「これとこれとこれ、ちょうだいな、ほしいな」
「むこうで、みんなで、〇〇したい」 など、、、
極端に理不尽なものを除き、
その都度、その要求を満たしてあげることで、
心が満たされて気持ちが発達し、
いつか加害行為がなくなることを切に願う。
長女も悪気があってやっているわけではない。
まだ2歳。2年しか生きていないのだ。
保育園の先生も懸命に面倒をみてくれている。
同じクラスの子と、仲良くならなくてもいい。
全員とお友達にならなくてもいい。
ただ、傷つけないでほしい。少しづつ。
🐋