Jリーグ各クラブの経営に関するニュースがいくつか見られたので、それについて。
①2008年度のJ各クラブの経営情報が開示 された
経常利益の単年度赤字クラブは2007年度の7から13に増加。
J1、J2総額の営業収入は過去最高の765億6500万円だったが、経常収支では5億5100万円の赤字だったとのこと。
J1の1クラブあたりの平均営業収入は34億5100万円(前年度比+6%)
⇒トップは浦和70億9100万、最低は札幌の16億1800万。
J2の1クラブあたりの平均営業収入は9億6300万円(前年比-17%)
⇒トップは広島22億8700万、最低は水戸3億4900万。
経常赤字を出しているのは、柏、FC東京、新潟、磐田、神戸、広島、札幌、水戸、横浜FC、湘南、岐阜、C大阪、福岡。最大の赤字は、神戸の3億6200万。
純利益で赤字を出しているクラブは上記13チームに大宮、千葉を加え15チーム。
しかし、この資料見ただけじゃ経営の本質は当然だけどわからないっすね。黒字になってても親会社からの補填でまかなってるチームもあるわけだし、個別検証が必要だね。
ここんとこリーマン・ショックから1年ってニュースをよくやってるけど、リーマン・ショックの影響がJ各クラブに出るのは次年度(2009年度)の発表になるんじゃないかな。
実際、それを予測させるようなニュースが出てるし、、、↓
②マルハンがスポンサー撤退 J1大分、4年で13億円
2005年7月より大分のスポンサーをしていたマルハンとの契約が終了とのこと。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、Jリーグはいくつかの自主規制業種を曖昧に設けている。
※J自主規制については、詳しく書かれている方がいらっしゃるので↓参照
Jリーグにおけるスポンサー規定の矛盾
釈然としないJリーグスポンサー内規
その自主規制の1つが、パチンコ店を運営するホール企業。マルハンやダイナムなどの企業ね。この自主規制・・・・面白いことに、パチンコメーカーはOKなのにホールはNGとなっている。過去にはJリーグのオフィシャルスポンサーとして、メーカーの平和が入っていたことがあったし、J1千葉のユニフォーム背中にはサミーが入っていたりする。ホールに関しては、あくまで自主規制なので、実際はJ1清水には「コンコルド」という静岡を拠点としているホールらしい企業がスポンサー、それも会場内看板スポンサーに名を連ねている(HP参照 )。
なぜメーカーがOKでホールがダメなのだろうか?そして、なぜ清水の看板スポンサーはOKで、大分のユニフォームスポンサーがNGなのだろうか?看板よりユニフォームの方が露出が多いから?うーん、まったく意味不明で理解不能。。。。曖昧さが良い方向に働くのならば良いけど、この点については明らかに悪い方向に進んでるよーな。。。今更マルハンをOKにできるような柔軟な頭の人はJにはいないんだろうから、この際、業種の規程を明確にして線引きを誰にでもわかるようにすべきではないんですかね???
上の①で触れた経営資料。大分は、広告料収入が8億8800万。マルハンのスポンサー料が4年で13億とのことなので、1年あたり換算で約3億2500万。このマルハンのスポンサー料が広告収入に計上されているのか、入場料収入(マルハンシートを設置)やその他の営業収入に計上されているのかこの資料からは分からないけど、どちらにしても総営業収入21億8400万のうちの3億2500万がどれだけ大きいかは誰でもわかるよね。J2降格の可能性が非常に高く、主力選手の引き抜き必至の中、溝畑社長始め、スタッフの方々がどのような対応を見せるか注目だね。
そんな中、新規に決まったスポンサーに対する中傷行為 があったらしい。その場に居たわけではないし、実際にどのような内容だったかも分からないから、一方的に掲出した人間が悪いとは言い切れないけど、チームの状態や契約が暗礁に乗り上げている事実を見ると、他に方法はなかったのかなぁと思っちゃうよね。
溝畑社長を中傷する内容もあったらしい。おいらは実際にお会いしたことはないけど、カンブリア宮殿や他のTV取材、サッカー批評↓なんかを読むと、信じるに値する素晴らしい社長さんだなぁと思うんだけどなぁ。
ホントはヴェルディの経営問題についても書こうと思ったんだけど、気が向いたらまた続きとして書きヤス。
双葉社
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①2008年度のJ各クラブの経営情報が開示 された
経常利益の単年度赤字クラブは2007年度の7から13に増加。
J1、J2総額の営業収入は過去最高の765億6500万円だったが、経常収支では5億5100万円の赤字だったとのこと。
J1の1クラブあたりの平均営業収入は34億5100万円(前年度比+6%)
⇒トップは浦和70億9100万、最低は札幌の16億1800万。
J2の1クラブあたりの平均営業収入は9億6300万円(前年比-17%)
⇒トップは広島22億8700万、最低は水戸3億4900万。
経常赤字を出しているのは、柏、FC東京、新潟、磐田、神戸、広島、札幌、水戸、横浜FC、湘南、岐阜、C大阪、福岡。最大の赤字は、神戸の3億6200万。
純利益で赤字を出しているクラブは上記13チームに大宮、千葉を加え15チーム。
しかし、この資料見ただけじゃ経営の本質は当然だけどわからないっすね。黒字になってても親会社からの補填でまかなってるチームもあるわけだし、個別検証が必要だね。
ここんとこリーマン・ショックから1年ってニュースをよくやってるけど、リーマン・ショックの影響がJ各クラブに出るのは次年度(2009年度)の発表になるんじゃないかな。
実際、それを予測させるようなニュースが出てるし、、、↓
②マルハンがスポンサー撤退 J1大分、4年で13億円
2005年7月より大分のスポンサーをしていたマルハンとの契約が終了とのこと。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、Jリーグはいくつかの自主規制業種を曖昧に設けている。
※J自主規制については、詳しく書かれている方がいらっしゃるので↓参照
Jリーグにおけるスポンサー規定の矛盾
釈然としないJリーグスポンサー内規
その自主規制の1つが、パチンコ店を運営するホール企業。マルハンやダイナムなどの企業ね。この自主規制・・・・面白いことに、パチンコメーカーはOKなのにホールはNGとなっている。過去にはJリーグのオフィシャルスポンサーとして、メーカーの平和が入っていたことがあったし、J1千葉のユニフォーム背中にはサミーが入っていたりする。ホールに関しては、あくまで自主規制なので、実際はJ1清水には「コンコルド」という静岡を拠点としているホールらしい企業がスポンサー、それも会場内看板スポンサーに名を連ねている(HP参照 )。
なぜメーカーがOKでホールがダメなのだろうか?そして、なぜ清水の看板スポンサーはOKで、大分のユニフォームスポンサーがNGなのだろうか?看板よりユニフォームの方が露出が多いから?うーん、まったく意味不明で理解不能。。。。曖昧さが良い方向に働くのならば良いけど、この点については明らかに悪い方向に進んでるよーな。。。今更マルハンをOKにできるような柔軟な頭の人はJにはいないんだろうから、この際、業種の規程を明確にして線引きを誰にでもわかるようにすべきではないんですかね???
上の①で触れた経営資料。大分は、広告料収入が8億8800万。マルハンのスポンサー料が4年で13億とのことなので、1年あたり換算で約3億2500万。このマルハンのスポンサー料が広告収入に計上されているのか、入場料収入(マルハンシートを設置)やその他の営業収入に計上されているのかこの資料からは分からないけど、どちらにしても総営業収入21億8400万のうちの3億2500万がどれだけ大きいかは誰でもわかるよね。J2降格の可能性が非常に高く、主力選手の引き抜き必至の中、溝畑社長始め、スタッフの方々がどのような対応を見せるか注目だね。
そんな中、新規に決まったスポンサーに対する中傷行為 があったらしい。その場に居たわけではないし、実際にどのような内容だったかも分からないから、一方的に掲出した人間が悪いとは言い切れないけど、チームの状態や契約が暗礁に乗り上げている事実を見ると、他に方法はなかったのかなぁと思っちゃうよね。
溝畑社長を中傷する内容もあったらしい。おいらは実際にお会いしたことはないけど、カンブリア宮殿や他のTV取材、サッカー批評↓なんかを読むと、信じるに値する素晴らしい社長さんだなぁと思うんだけどなぁ。
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