旭川から北は、案の定交通量が減りました。自転車にとっては走りやすい道となります。そして、景色も北海道らしくなってきました。

寒いです。

うん。寒いです。ブルブル。


つるつるの塩狩峠

ど~ん!寒いときは味噌ラーメン!
この日は頑張って美深まで走りました。
途中、今回の旅初めてライダー二人に出会いました。ここまでずっとひとりだったので心細かったですが、勇気を頂きました。夕飯をおごってもらったりして、テント場を確保して頂いたりとかなりお世話になりました。ありがとうございます!
朝起きると・・・

もふっ!埋もれとる~。

この日は猛吹雪でした(泣)。ひたすら前進です。新田次郎の『八甲田山死の彷徨』を思い出し、雪の中の厳しさを肌で感じることとなりました。

気温が高めのせいか、ベチャ雪がまとわりついてきます。ハンドルも凍りつきました。

前進あるのみ!
小さな町で、すこし吹雪がおさまりました。スキーを担いでいるおじいさんに出会いました。
「こんな雪ん中何考えてんだ~?」
はい、ごもっともです。自分でもなんだか分からなくなりました。

スキーの方が明らかに交通手段としては正しい気がする。それほど雪が凄い。
何とかして音威子府に到着。

音威子府そばを駅舎で頂く。

これ、川です。天塩川。

砂の上を走るような感じ。

前進不能。この日は道の駅で泊まりました。風が強くて、テントが飛ばされそうでした。
次の日

やはり寒い。前日のベチャ雪のせいで変速機、シフトレバー、さらにスプロケットに氷がまとわりつき、走行が困難な状態になっていました(無理やり駆動部を動かして、何とか氷を排除した)。

でも景色は最高だ!

個人的ベストショット。

つるつるアイスバーン。見えるかな?実は空気中を氷が漂い、キラキラしているんです。
この日は大晦日で、何としてでも宗谷岬に着きたく、全力で漕ぎました。もう景色なんか楽しむ余裕もなく、ひたすら北を目指したのです。稚内には何とか日没前に着きましたが、宗谷岬はしこからはるか30kmも先にあるのでした。日も暮れ、凍てつく寒さが疲れた体にこたえます。宗谷岬にたどり着くまでには長い浜辺(20km位?)を直進したあと、海岸線を縫うように走る国道を10kmも走らなくてはなりません。何度、カーブの先の景色に騙されたことか・・・・。

何とか到着。

なんと、思いがけず、カニ鍋を頂くことに。感激です。ありがとうございます。

翌日の朝。残念ながら初日の出は拝めませんでした。しかし、この寒い中、ライダー、チャリダ―合わせて20名くらいが宗谷岬を目指してツーリングをしていました。夏のライダーの数に比べればかなり少ないかもしれないが、予想以上に多かったと感じました。中にはノーマルタイヤで来ている人もいました(結構コケたそうです)。
そして名古屋大学サイクリングクラブの方々にも出会いました。

凄いな~。冬合宿で恒例化しているとか・・・。ちなみに別の班はアラスカをツーリングしているそうです。凄すぎる。「-30℃なう」とかありえない(笑)。
この時点で私の膝は限界に達し、悲鳴を上げていました。寒さのせいでしょうか、ペダルを漕ぐのが苦痛なくらい激痛が走るようななりました。網走まで走ってみたい気持ちもありましたが、体がもう言う事を聞いてくれない状態でしたので、稚内から列車で帰ることとしました。
冬の北海道は予想以上に厳しかった。今年は大雪のせいで厳しさがいっそう増したのです。テントを張る場所を探すだけでも、かなりの時間を要し大変難儀でした(結局道の駅が一番張りやすかった)。それと、氷点下の寒さに慣れていない関東人にとっては、北海道の凍てつく寒さは、防寒対策をしていたとしても精神的に追い詰めてくるものがありました(コッヘルで飯食ってると最後は飯が凍ってきます!)。それでも冬にしか見ることのできない北海道の大自然には、心を奪われるものがあり、辛い中でも幾度となく感動を覚える瞬間がありました。
冬の北海道はしっかりとしてた装備(スパイクタイヤは絶対!!)と覚悟があれば楽しくツーリングできるのではないかと思います。夏では味わえない大きな達成感と感動を味わえるでしょう。
