すべての病気は腸から来ている?!
人間の細胞の10倍以上のバクテリアが私たちの体にあり、そのバクテリアの状態によって、私達の腸内環境が決まると言われています。その環境が、脳に影響を与え、また、私達の体全体に影響を及ぼすと言われています。ホリスティック栄養学から見ると、心と体は繋がっていて、どちらかのバランスが崩れると、病気になってしまう、と考えますが、体だけで考えると、何千年も前のヒポクラテスの、 “すべての病気は腸から来ています” との名言は、当たっていると思えます。では、どうしたら、腸内環境が良くなるのでしょうか?野菜を沢山食べる同じ野菜を代わり代わりに料理したくなるかもしれませんが(それは私)、新しい野菜、食べたことのない野菜を料理してみてください。野菜の種類が多ければ多いほど、腸は喜びます。この前、ファーマーズマーケットで初めてコラービ(kohlrabi)と言う野菜を買ってみました。ドイツカブと言う別名があるようです。麻婆豆腐に入れたり、お味噌汁に入れたりしてみましたが、とってもおいしかったです。発酵食品を食べる日本食は、発酵食品の宝庫ですね。味噌、醤油、納豆、お漬物、その他いろいろあります。ヨーグルト、キムチ、サワークラウト、Kombucha、なども代表的な発酵食とされています。毎食に少量の発酵食を食べると言いです。砂糖を減らす残念ながら、炎症を起こす代表的な食べ物です。なるべく、取らない方がいいです。私も、甘いものが大好きですが、頑張って取らないようにしています。しばらく、取らないと、欲しくなりません。しかし、いったん口にしてしまうと、その後は、もっと甘いものが食べたくなります。ここアメリカでは、一年間の平均消費量は一人につき、152Lb, キログラムに直すと、約63Kgです。プレバイオティクスを取る善玉菌(プロバイオティック)に栄養を与えてくれる、野菜たちです。玉ねぎ、にんにく、アーティチョーク、バナナ、アスパラガス、りんごなど、率先して取ってくださいね。また、にんにくや、玉ねぎは火を通さずに、生で食べるようにしてください。母乳で育てる母乳には、素晴らしい栄養が入っています。もしも、今、妊娠していたり、小さな赤ちゃんがいらっしゃる方は、ぜひ、母乳で育ててあげてください。全粒穀物を食べる白米ではなく、全粒穀物が良いです。悲しい話ですが、特にアメリカでは、有機の玄米にはヒ素がたくさん入っていることが、知られています。すべては無くならないとは思いますが、12時間水に浸したあと、その水を捨てて新しい水で炊くのが良いらしいです。また、全粒穀物の中には、小麦、米、トウモロコシ、大麦、えん麦、ライ麦、ライ小麦、キビ、ブルグル、モロコシ、キヌア、アマランサス、ソバなどがあります。肉食を減らすオーガニック、または、草食牛で有れば、理想的ですが、アメリカ産で普通に育てられた家畜のお肉はなるべく控えた方がいいです。本当であれば、草を食べる牛たちは、短期間で大きく育てさせるために、GMOの農薬がたっぷりかかっているトウモロコシを食べさせられています。鶏も、狭い身動きできない場所で育てられています。抗生物質は必要な時だけ取る腸の善玉菌をなくしてしまいます。過去、抗生物質のおかげで沢山の命が助かっていますが、必要でない時に取ってしまうと、腸に多大なる悪影響を与えるので、控えるようにしてください。あなたが、腸内環境を良くするためにしていることは何ですか?