品川シーサイド情報局

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  はじめに

2年以上もコロナ禍が続いている2022年、1月1日現在の東京都の人口が前年同月比で26年ぶりに減少したとの報道がありました。私の住んでいる品川区の状況はどうなっているか、町別ではどうかと興味を持ったので分析することにしました。

2017年4月から2022年4月の5年間における品川区の町別人口増加について調べました。

一次データは品川区の公開情報「品川区の統計」から世帯と人口‐例月表 【町丁別、男女別、年齢別】を参照しています。

 

  品川区の人口

この5年間で品川区全体の人口は385,122人から404,405人と5.0%増加しています。ただしコロナ禍で品川区もついに2021年4月から2022年4月まで約0.4%にあたる1678人の人口が減少しています。一時的な状況だと思いますが今後も注意深く見ていく必要があります。

 

5年間(2017年4月~2022年4月)の町別人口増加ランキングTOP10です。

ランキング、丁目、人口増減、人口増減率、主要駅

  1. 東品川5丁目、+841人、+211.8%、天王洲アイル
  2. 東品川4丁目、+4317人、+109.0%、品川シーサイド
  3. 小山3丁目、+1678人、+59.3%、武蔵小山
  4. 大井1丁目、+1743人、+48.7%、大井町
  5. 上大崎3丁目、+1379、+45.1%、目黒
  6. 南大井2丁目、+1157、+41.3%、大森海岸
  7. 西品川1丁目、+742、+20.7%、下神明・大崎
  8. 勝島1丁目、+916、+19.6%、大井競馬場前
  9. 中延2丁目、+452、+18.1%、荏原中延
  10. 東大井1丁目、+900、+17.1%、鮫洲・品川シーサイド

1位、2位は東品川が並んでいます。東品川5丁目は人口が3倍に、東品川4丁目は人口が倍になっています。上位にランキングされた町は主に大規模マンションの分譲が主な要因と考えられます。

東品川5丁目は、品川イーストシティタワー(2018年7月、363戸)、東品川4丁目は、プライムパークス品川シーサイドザ・タワー(2019年1月、817戸)とグランドメゾン品川シーサイドの杜(2019年11月、687戸)がこの期間に分譲されています。分譲戸数×2~3人分の人口が増加しています。

 

人数ではやはり品川シーサイド駅が立地する東品川4丁目がダントツです。また10位にランクインした東大井1丁目は東品川4丁目の南側に隣接しています。東大井1丁目ではプライムパークス品川シーサイドザ・レジデンス(2018年11月、335戸)が分譲され、品川シーサイド駅周辺でこの数年で2000戸近い戸数が供給されたことになります。

 

2002年12月のりんかい線開通と同時に開業した品川シーサイド駅周辺では、日本たばこ工場跡地を中心とした市街地再開発事業が行われ、複合市街地(品川シーサイドフォレスト)の整備されました。そしてこの数年の大規模分譲マンション開発でほぼ開発が完了した感があります。あとは首都高羽田線の付け替え工事が終わった後のD街区開発だけでしょうか。

コロナ禍によるテレワークの推進で品川シーサイド駅を使う通勤客が減っていますが、増えた住人により、これから徐々に街が変化・発展していくことを期待しています。