昨日は、(私にとって)大変な1日でした。人にも大変迷惑をかけてしまった。
実は昨日、すこしはギターをきれいにしようと共鳴胴の裏をみたら、(大きな)割れを発見。犯人及び時期は不明ですがギターケースの上から力が入り、ケースとギター共に損傷したらしい。破損はここ1~2ヶ月と思いますが、ちょうどその頃は超多忙であったこと、まさかそんなことがあるとは思わなかったことで、気がつきませんでした。犯人の範囲は、私を含めとても限られているのですが、誰も身に覚えはないと言い張ります。昨日は、ギターの内輪の発表会だったのですが、キャンセルしました(とても迷惑を掛けました。すみません。)。目の前が真っ白(いや真っ黒)になりましたが、気を取り直して、東京音大の近くの店にギターを持って行き、修理に出しました。修理費用は不明です。

●今使っているギター
これは、学生時代の家庭教師や個人の電気店の工事の助手(これは、宮城一女高校の体育館のスピーカの取り替えなんかもやった。また、お昼はその方の自宅でスパゲッティを食べながら囲碁をやるという楽しい時間でした)をやりながらお金を貯めて、渋谷のギタルラ社で買った、最も安い河野賢です。一応、壊れていた糸巻きを付け替え、弦を張り替えました。確かに、音の深みが無い。
両者の演奏を人が聴いたら、どんな感じなのだろう(同じといわれると、つらい)。修理に出したギターは大きなひびがあってもいい音をしていた。でも、昔の河野のギターを2~3万円で売ろうかと思っていましたが、売らないで持っていて良かった。

●ギターの店での発見
●その1/バッハ、小フーガのギター4重奏
京都大学のHPで、懐かしい雰囲気の演奏を聴いて、そのときに使った楽譜がこれではないかと思った。この演奏は京都大学の発表会のライブ録音のようですが、最初の1stを聴いて、大学時代にフラッシュバックした。そういう感じを与える(いい)演奏は、ほとんどない。残念ながら4人の重奏が重なる後半は"ご愛敬"ですが、全体としていい演奏です。なんといっても、演奏会場の雰囲気、前は真っ暗だが、所々に人の気配がする感じ、ステージは自分(又は数人)、という感じがよみがえる。私はギター合奏は嫌いなのですが(その理由は、撥弦楽器の合奏で音の一致はありえないということ)、一人1パートの4重奏なら、音楽としてあり得ると感じています。ひるがえって、自分のことはどうだったかと言えば、そんなに人のことを言える立場ではない(合奏をやっている方、失礼しました)。
●その2/コーエンスのバッハ曲集の第2版
私は、この楽譜の初版を10年前に購入して愛用しています。ただ、管理が悪いため、ぼろぼろになってしまった。第2版は、なんとなく解説が長くなっている。リュート-ハープシコードの写真が追加されている。値段は6000円ですが、この楽譜を購入すると、他の楽譜を使う気がしなくなった。原譜と変えたところの違いや異なる出典の解説も丁寧だ。なお、運指はどうかといえば、(その評価は)人それぞれですがよく考えていると言えます。(責任はとりませんが)お勧めです。

●音楽の本
やっと、「ショスタコービッチの証言」を読みました。今日は、山下洋輔と吉田拓郎の本を、斜めに読んでしまおう、高階秀爾の本も、ひさしぶるに読んでみようと思っています。最近、手に入る持ち運びが出来る音楽の本をあらかた読んでしまい、いいのが無くなってきた(文庫、新書以外には、読みたい本がいっぱいありますが・・・)。読書のほとんどは通勤や喫茶店でやっているので、これは私にとっては(とても)重要な問題です。音楽の本以外の本に重点をシフトしようかと・・・。

公私ともにいろいろ忙しく、また、人にも迷惑を掛けて心苦しいのですが、気を取り直してやっていこう。え~と今まで(人並みに)つらいことがあるので、それに比べればこんな事は大したことではない。