先週野日曜日の夕飯等の買物のついでに江東図書館で、今まで借りていたCDを返すと共に、テルデックのComplete Bach Editionの下記CD等を借りました。身近な人から直ぐ戻ってくるようにと厳命されていたので、2Fで音楽の本を借りる時間はありませんでした。

●Complete Bach Edition
SBZ 019
カンタータ61番"いざ来たれ異教徒の救い主よ"
カンタータ62番"いざ来たれ異教徒の救い主よ"
カンタータ63番"キリストの徒よ、この日を銘記すべし"
SBZ 020
カンタータ64番"見よ父なる神の大いなる愛を"
カンタータ65番"彼らみなシェバより来たらん"
カンタータ66番"喜べ、汝ら心たちよ"
SBZ 021
カンタータ67番"イエス・キリストを記憶にとどめよ"
カンタータ68番"神はかくも世を愛したまえり"
カンタータ69番a"我が魂よ、主を頌めまつれ"
カンタータ69番"我が魂よ、主を頌めまつれ"

●なんで、このCDを借りたのか
とくに意図はありません。実はカンタータ1番が入っているCDを借りようと思ったら借りられていた。最初の3巻がごそっと無かった。思うに、カンタータを全部聴こうと思い立った人がほかにもいたということ。それでキリのいいところとして借りたのがこの巻です。

●カンタータ61番"いざ来たれ異教徒の救い主よ"
まだ、借りたCD全て聴いていないので、感想もないのですが、この巻の中では最も初期の作品であるカンタータ61番(1714年作曲)を聴いた。ヴァイマールの宮廷楽師長になった年の作品らしい。カンタータ62番も同じ名前ですが、作曲は1724年でライプツィヒのトーマスカントールのときに作られたもの。両者を比べると、曲の印象が全然違う。おそらく、62番のほうが洗練度は高い。ただ、61番は106番ほどではないが、全体の感覚は素朴な感じでいい感じ。最初の序曲で惹きつけられた。男声テノールのアリア(T)もいい。また、最後のコラールもいい。ボーイソプラノのアリア(S)も美しいが、私の個人的好みでは(きれいな人の)女声で聴いてみたい気がする。なにかいいCDがないだろうか・・・。ただ、このCDの少年は、一生懸命唄っている(ような)ので、何回か聴いていると応援したくもなる。

●このシリーズのリュート奏者
BWVでは、リュート曲という分類があり、下記が登録されている(みんな知ってる話ですが)。
BWV995 リュート組曲ト短調(3番)
BWV996 リュート組曲ホ短調(1番)
BWV997 パルティータハ短調(リュート組曲2番)
BWV998 プレリュード、フーガ、アレグロ変ホ長調
BWV999 前奏曲ハ短調
BWV1000 フーガト短調
BWV1006a パルティータホ長調(リュート組曲4番)

これを見ても、リュート組曲が、近年のだれかが勝手に付けた事が判る。ただ、BWV995とBWV1006aがチェロとヴァイオリンがオリジナルなのに対して、BWV996と997は一応オリジナルなので(バッハ作ではないと言う話もある)、組曲1番、2番としたい意図は判る。また、この一覧を見て不思議に思ったのは、ほとんどは短調の曲だということ。すべては確認していないが、この時代の短調の曲は、長調で終わるしきたりらしい(ピカルディ終止)。実は、私はつい最近まで之を知らず、不思議だと思っていたのです。それでも、リュートの曲がほとんど短調の曲というのは何だろうか・・・。また、疑問が増えた。

●で、このシリーズのリュート奏者
このテルデックのシリーズでリュートを弾いているのは、調べてみるとセルシェルでした。かれは、8弦アルトギターと6弦ギターの両方を弾いているが、このシリーズでは何を弾いているのだろう。バッハリュート曲であれば、音域から11弦アルトギター(最初勘違いで8弦と書いていました。済みません。)と推定しますが、それはテルデックのこのシリーズのポリシーと統一が取れない(ではないか)。できれば、ギターでなくリュートの演奏を入れてほしかった。ま、それでもセルシェルのバッハ演奏を一応聴いてみよう。私は、セルシェルのCDはビートルズのやつと、2枚組のお買い得盤を持っているが、いつの間にか聴かなくなり、最近はまったく聴いていない。

・・・ということで、また書き足りないですが、時間もないのでここまでと。