昔のお祭りは盛大でしたね~
近所の小さい神社でも200軒くらいの屋台が集まり
中には、掘立小屋のお化け屋敷もありましたから
作り手のエネルギーも半端じゃありません。
僕らのお気に入りは薄っぺらの小さな硬いガムの様なくり抜きで、
細いところも折らずにくり抜くと、お金を貰えるんです。
お金をもらう時は、親がいないとダメです。
屋台の親爺もタダ者じゃないですから 子供だけではお金なんかくれません。
周りには多くの男の子がしゃがんで、段ボールの机の上で針でくり抜いています。
形によって難易度が異なり、其々の形が表になって下に成功した時の金額が書かれています。
どの形が自分に来るかは運しだいで、鼻を垂らした子供たちがのぞき込みます。
当然買えない子もいて、眺めているだけなんですが
それも楽しいんですよ~
それと吹き矢ですね。
的に当てる遊びですが、そこも長蛇の列でした。
慣れてくると吹くプラスチックの筒を2本繋げてカスタムしたりして、
あの新聞紙や広告で作った紙の矢を自分で作るのは難しくて・・・
1度放った新聞紙の矢は、回収できません。
結局 屋台で買うことになりますからオッサンも儲けたのかな~
家では、障子の張替前に的を書いて練習しましたよ。
当時は、ばあちゃんが自分でのりを作り障子と衾は張り替えていましたから
新しい時に穴をあけたらマジで怒られて、線香を付けられるんです。
何か悪い事をすると、『お線香だ!』と言って 線香に火を点けてジュっと・・・
泣きながら良く逃げ回りましたね~
暇な僕らは、本当にお祭りが好きでした。
そんな中、
偶に買うのが、あんず飴
祭りの中の屋台でも売っていましたが
紙芝居やのオッサンもあんず飴を売っていました。
透明な水あめで、あんずを包み
氷の上で固まらせてからあんずのシロップに漬けて渡してくれた様な?
僕には貴重な1個で、滅多に買えませんから大切に舐めていました。
漂白した綺麗な物はイヤなので、自然乾燥なものを
トルコ産は、甘いだけで酸味が少ないので
南アフリカ産の酸味と甘みのバランスが良い物に・・・
1kg入りなので 当分楽しめそうです。
飴にはしませんが、このまま噛んで味わうのが良いですね~
味も 懐かしいあの味でした。