今週初めのブログで、整列機の欠点について述べました。
ウエステックの整列機にも、当然欠点は存在します。
主立った欠点は7つで、その内の1番目と3~7番目については
概ね説明しました。今回は残る2番目です。
整列機の欠点その2「生産能力の表示が難しい」
について述べて行きたいと思います。
通常、整列機の能力は"整列時間"と"整列率"で表されます。
整列時間2分、整列率99%、といった表現です。
自動機の場合は、作業サイクルに予想稼働率をかければ、
生産量を予測できますが、整列機の場合は、作業サイクルと
整列時間は全く異なり、別途計算する必要があります。
以下に、整列機を利用した標準的な作業工程を記します。
1 :整列治具をセット
2 :整列させる部品を供給
3 :整列機起動→自動停止(整列時間)
4 :整列済みの整列治具を取り出し
5 :新しい整列治具をセット
6 :整列させる部品を補充供給(供給サイクルは都度決定)
7 :整列機起動
8 :修正及びその他の作業
9 :整列機自動停止
10:No.4から繰り返し
※注)No.8と9は作業内容により入れ替わる場合があります。
さて、一般的に表示される整列時間とは、No.3の工程のみと
なります。整列機を検討する場合には、No.4~9までを加えた
合計時間が実際の作業サイクルとなる事に充分留意して、
能力計算を行う必要があります。
なお、上記の各工程は、お互い密接に影響し合う事が多く、
また、同時進行させる事が可能な工程もあります。
つまり、単純にNo.3~9の各時間を合計するよりもは
短時間になる場合が多いです。
例えば、8番の未整列穴の修正作業は、
うまくやれば時間に反映させずに済みます。
以前のブログにも書きましたが、整列率が毎回必ず100%になる
とは限りません。100%になる事ももちろん有りますが、
並ばない整列穴が数ヶ所、発生する場合があります。
その穴数や発生頻度は、必ずしも一定していませんが、
未整列穴が残った状態では、並べた後の作業に影響が出る
との事であれば、手修正などを行う必要があります。
未整列穴が数ヶ所レベルで、手修正も数秒で終わるのであれば
良いのですが、手修正が難しくて時間が掛かる事も有ります。
例えば、極小部品で、拡大しないと向きがよく分からない部品や、
ピンセットでもつかみ難い部品などです。1つ修正するのに
15秒かかるのであれば、4つで1分を要します。
仮に整列機の整列時間が2分で整列率が99%だったとしても、
手修正するのに1分とか掛かるのであれば、当然その時間を
考慮しなければなりません。
ただ、整列機から整列済みの治具を取り出し、
すぐにカラの整列治具をセットし、整列機を動かせば、
部品が並び終わるまでに、手修正作業を済ませる事で、
修正に伴うタイムロスは有りません。
ただし、整列機が部品を並べている間に、
治具を使って製品の組立作業をやったりですとか、
つまり手修正作業以外にもやならければならない
作業が有ると、整列機が止まった(部品が並び終わった)
のに、すぐに整列治具をカラの治具と交換できない、
といったタイムロスが発生します。この場合、
整列機がしばらく止まったまま、となります。
もちろん、ここは作業員の人数を増やすなどすれば、
簡単に対応できますが(1名を組立要員、1名を修正要員)、
それも採算的にどうなのか、当然検討する課題になります。
部品の補充も同様です。整列治具に部品が並び、
その治具を取り出すと、当然ですが、治具1枚分の
部品数が減ります。減った分の部品数を補充するのが
理想ですが、その都度適当な量を補充していますと、
段々少なくなって来て、整列率が落ちて来たりですとか、
逆に多くなり過ぎて、整列機の外に部品が飛び出して
しまったり、整列済みの治具の上に、
未整列部品が覆い被さったりしてしまいます。
比較的簡単な補充方法は、計量カップに整列治具1枚分
(もしくは2枚分)の部品を入れて待機しておく事です。
もちろん、完全に整列数ピッタリである必要はありません。
計量カップに定量を入れる作業を、整列機が動いている間に
済ませておけば、整列治具を取り出した後の部品の補充も、
一瞬で終わります。
ウエステックでは、過去の実績にもとづいた、
各工程の標準的な時間を提示していますが、
上述したような方法を、お客様の方で実践できれば、
構想時よりも2~3割増し、下手をすると5割増し
くらいまで能力アップする事も可能です。
逆に言えば、導入後も使い方次第で能力が変わるという
事ですので、打ち合わせ時に弊社から提示する能力で、
取り敢えずは検討して戴いた方が無難です。
しかし、導入後に、一時的に生産量が少し増えるような
事になっても、作業者のやりくりだけで、まかなえてしまう
可能性があるという事です。
実際、或るお客様で、整列機を計3台購入して戴ける
予定だったのですが、作業者のやりくり次第で、
分納した最初の2台だけでも間に合う事が分かり、
3台目の注文が来なかった事もありました。
ウエステックの整列機にも、当然欠点は存在します。
主立った欠点は7つで、その内の1番目と3~7番目については
概ね説明しました。今回は残る2番目です。
整列機の欠点その2「生産能力の表示が難しい」
について述べて行きたいと思います。
通常、整列機の能力は"整列時間"と"整列率"で表されます。
整列時間2分、整列率99%、といった表現です。
自動機の場合は、作業サイクルに予想稼働率をかければ、
生産量を予測できますが、整列機の場合は、作業サイクルと
整列時間は全く異なり、別途計算する必要があります。
以下に、整列機を利用した標準的な作業工程を記します。
1 :整列治具をセット
2 :整列させる部品を供給
3 :整列機起動→自動停止(整列時間)
4 :整列済みの整列治具を取り出し
5 :新しい整列治具をセット
6 :整列させる部品を補充供給(供給サイクルは都度決定)
7 :整列機起動
8 :修正及びその他の作業
9 :整列機自動停止
10:No.4から繰り返し
※注)No.8と9は作業内容により入れ替わる場合があります。
さて、一般的に表示される整列時間とは、No.3の工程のみと
なります。整列機を検討する場合には、No.4~9までを加えた
合計時間が実際の作業サイクルとなる事に充分留意して、
能力計算を行う必要があります。
なお、上記の各工程は、お互い密接に影響し合う事が多く、
また、同時進行させる事が可能な工程もあります。
つまり、単純にNo.3~9の各時間を合計するよりもは
短時間になる場合が多いです。
例えば、8番の未整列穴の修正作業は、
うまくやれば時間に反映させずに済みます。
以前のブログにも書きましたが、整列率が毎回必ず100%になる
とは限りません。100%になる事ももちろん有りますが、
並ばない整列穴が数ヶ所、発生する場合があります。
その穴数や発生頻度は、必ずしも一定していませんが、
未整列穴が残った状態では、並べた後の作業に影響が出る
との事であれば、手修正などを行う必要があります。
未整列穴が数ヶ所レベルで、手修正も数秒で終わるのであれば
良いのですが、手修正が難しくて時間が掛かる事も有ります。
例えば、極小部品で、拡大しないと向きがよく分からない部品や、
ピンセットでもつかみ難い部品などです。1つ修正するのに
15秒かかるのであれば、4つで1分を要します。
仮に整列機の整列時間が2分で整列率が99%だったとしても、
手修正するのに1分とか掛かるのであれば、当然その時間を
考慮しなければなりません。
ただ、整列機から整列済みの治具を取り出し、
すぐにカラの整列治具をセットし、整列機を動かせば、
部品が並び終わるまでに、手修正作業を済ませる事で、
修正に伴うタイムロスは有りません。
ただし、整列機が部品を並べている間に、
治具を使って製品の組立作業をやったりですとか、
つまり手修正作業以外にもやならければならない
作業が有ると、整列機が止まった(部品が並び終わった)
のに、すぐに整列治具をカラの治具と交換できない、
といったタイムロスが発生します。この場合、
整列機がしばらく止まったまま、となります。
もちろん、ここは作業員の人数を増やすなどすれば、
簡単に対応できますが(1名を組立要員、1名を修正要員)、
それも採算的にどうなのか、当然検討する課題になります。
部品の補充も同様です。整列治具に部品が並び、
その治具を取り出すと、当然ですが、治具1枚分の
部品数が減ります。減った分の部品数を補充するのが
理想ですが、その都度適当な量を補充していますと、
段々少なくなって来て、整列率が落ちて来たりですとか、
逆に多くなり過ぎて、整列機の外に部品が飛び出して
しまったり、整列済みの治具の上に、
未整列部品が覆い被さったりしてしまいます。
比較的簡単な補充方法は、計量カップに整列治具1枚分
(もしくは2枚分)の部品を入れて待機しておく事です。
もちろん、完全に整列数ピッタリである必要はありません。
計量カップに定量を入れる作業を、整列機が動いている間に
済ませておけば、整列治具を取り出した後の部品の補充も、
一瞬で終わります。
ウエステックでは、過去の実績にもとづいた、
各工程の標準的な時間を提示していますが、
上述したような方法を、お客様の方で実践できれば、
構想時よりも2~3割増し、下手をすると5割増し
くらいまで能力アップする事も可能です。
逆に言えば、導入後も使い方次第で能力が変わるという
事ですので、打ち合わせ時に弊社から提示する能力で、
取り敢えずは検討して戴いた方が無難です。
しかし、導入後に、一時的に生産量が少し増えるような
事になっても、作業者のやりくりだけで、まかなえてしまう
可能性があるという事です。
実際、或るお客様で、整列機を計3台購入して戴ける
予定だったのですが、作業者のやりくり次第で、
分納した最初の2台だけでも間に合う事が分かり、
3台目の注文が来なかった事もありました。