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スコットスットコのブログ

スコットランドは西海岸のGarelochheadという内海の村に住んでます

「独立したらスコットランドに住めなくなっちゃうんだ」

昨日の朝、学校に行く前にBBCのニュースを見ながらシリアルを食べていた9歳の息子、
スコットランド独立投票のニュースが流れて暫く考えて話しをし始めた。

なんでもクラスメートの子がこういったらしく、
クラスメートにはファスレーン海軍基地で働く父親がいるらしい
独立の暁には、SNPが表明しているようにトライデント(戦略核)システムの廃棄、
原潜基地の撤廃がファスレーンにて行われる。
ファスレーンでトライデントシステムに携わる業務についている職員は職を失うわけだ。
だから失職したらスコットランドで職を探すか、イングランドで職を探すしかない。
しかし独立後のスコットランドでは核フリーの政策になるので、軍事核の専門分野の人間はスコットランドでの再就職口は殆どないことになる。

面白い事に現在、独立して核フリーと謳っているが、原発の核やその核関連のメーカーの東芝等はまるきり問題になっていない。
それなのに賛成派の人達の多くは
「リメンバー広島」とか「リメンバーチェルノブイリ」とか言ってる
まあ忘れ去られてしまうよりは断然いいのだけれど。。。
ちょっと近視眼的でそれでいいのかよ、おいおい、と突っ込んでみたくなる私がいるのも確かですが。

まあ、ということで二男のクラスメートはタイトルに有るような事を学校で言ったらしいのですが。
多分そのクラスメートの一家はイングランド系だったらスコットランドが好きなんでしょう。
スコットランド人一家だとしてもスコットランドを去らなければいけないという感覚は悲しいものがあります。

まあ核フリー目指すなら、こういった背後に起きる悲しい出来事もある点で見切りをつけて
致し方ない事
と片付けないと全員を満足させる事なぞできはしないのだからどうしようもないですね。。。

しかし我が家のあるヘレンズバラエリア、非スコットランド人率が高い。
理由としては
1)ヘレンズバラの中心地がお金持ちの屋敷エリア
 グラスゴーエリアで国際的にビジネス展開のある高額所得者がメインで住んでいる為に比較的人種のバラエィーがある
2)軍事基地がファスレーンだけではなく他にも2カ所、それも全て戦略核用なので非スコットランド人の雇用がある

だから賛成派よりも否定派の方が多い模様。
一週間に一度発行の地元紙では賛成派の声は常時載っているけれどもね。

あと昨日のこっちのニュースで
「アーガイル&ビュートカウンシルが賛成派、反対派双方のキャンペーングループの学校への出入りを禁止しました」
というのを見た。
今更かい!
と苦笑してしまったのだけれど、よく読んでみると
うちのカウンシルと他の地域のカウンシルでも同様のキャンペーングループの出入り禁止令は出たらしいのだけれど
それでもスコットランド全土ではなく確か2/3のカウンシルでおふれが出されたに留まっている模様。

何故こんな出禁令が出たかというと、
今回の独立投票に関して従来18歳から投票権を改正して16歳から投票可能にしたからなのです。
なので未だ教育課程にいる16歳に公平な判断をさせようと
スコットランド政府が独立に関しての情報提供、ディスカッションのカリキュラムの投入をしたのです
年齢を下げて賛成派を増やそうという目論みだったようですが、、、
なんと
若年齢層の5人に1人しか独立賛成してないという賛成派には驚愕の調査結果がつい最近出たんです。
それを受けて学校でのキャンペーンが激化しつつあったのか、これ以上刺激したらいけないという両派の心配があったのか
取りあえず独立投票に関してはこれ以上学校では踏み込むな、といった流れになったみたいですね。

今回の独立投票の流れを見ていて
「すべての人間を納得満足させる事は不可能。どこでラインを引くのか、果たしてバランスよい地点を見つけてうまくライン引きできるのか?」
という所なんじゃないかと思います。
そしてそれが多種多様なライフスタイルや嗜好を生み出した現代のこの時点でとてつもなく難しい事。

「独立か残留か、それが問題だ」
とハムレット並みの超問題。
投票まであと21日。