電力会社、事故対策の報告書に誤り 保安院、再確認指示

　経済産業省原子力安全・保安院は１５日、各電力会社に対し、東京電力福島第一原子力発電所の事故をふまえた緊急安全対策の報告書を再点検し、２８日までに報告するよう指示した。各社が提出した報告書の内容に誤りが見つかったため。停止中の原発の再起動は、さらに遅れる可能性があるという。

　保安院によると、これまで東北、中部、関西、中国、四国、日本原子力発電の６社で、原子炉への注水に使うホースの数や、純水タンクの容量などに計２２件の誤りが見つかった。社員がデータを報告書に記載する際に誤ったという。

　各社は、実際の対策では正しい数字を使ったか、誤った数字を使った場合も安全基準は満たしていた、として「対策自体に影響はない」としている。

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山手線、中央?総武線一時運転見合わせ 線路から煙

　ＪＲ東日本によると、１５日午後４時すぎ、新宿駅の山手線外回りの線路から煙があがり、駅員が消し止めた。この影響で、山手線が外回りで、中央・総武線各駅停車が三鷹―千葉の下り線で、それぞれ運転を見合わせていたが、午後４時５２分、運転を再開した。

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関東東北で地震 茨城県で震度４

　１５日午後５時ごろ、関東・東北など広い範囲で地震があった。気象庁によれば、震源地は、茨城県沖、震源の深さは約１０キロ。気象庁によると茨城県で震度４を観測した。