4月17日(金)に仕事で宮城県を訪れて、復興状況の視察をしてきました。
往路のバスでガイドさんが丁寧に説明をしてくれました。
町の震災前と後の様子を編集したDVDも車内で見ました。

でも実際に多くの命が犠牲になった現場に来ると、声が出ません


最初に訪れたのは石巻市の大川小学校の跡地。

海岸線から5km内陸にある北上川沿いのおしゃれな校舎の学校です。







津波は2階建ての校舎を呑みこみ、すべてを破壊して鉄筋コンクリートの躯体だけが残りました。



裏山に避難すれば助かったのでしょうが、
まさか2階建ての校舎を呑みこむような津波が来るとは想像できなかったのでしょう。
生徒108人中74人、教員11人中10人が津波の犠牲に。

慰霊碑にメンバー全員で献花して冥福を祈りました。




大川小学校と対照的なのは同じ石巻市内でも海岸線から1kmもない場所にあった
門脇小学校
海に近かったので普段の訓練通り、裏の日和山公園に避難して、
生徒と教職員200人以上全員が無事。
校舎は地震後の火災で鉄筋コンクリートの躯体を残してほぼ全焼。

移動中のバスから目に入る墓地の墓石がどれも真新しいことに気づきました。

いくつもの町が津波でまさに消滅した震災のことを決して忘れてはいけないと思いを新たにしました。

続く