またまた笑える映画に出会いました。

期待にたがわぬ奇想天外、勧善懲悪のコメディでした。

それってありっ?と思いつつもストーリーが進み、めでたしめでたし。


田舎の小さい貧乏藩だからこそ、知恵とお人よしの人情で藩と殿の危機を切り抜けていきます。


1年おきに江戸と領地を往復する参勤交代。
藩にもどってほっとしたのもつかの間、通常8日かかるところ5日で江戸へ直ちに参上せよとの将軍様の命が・・・

あり得ない話にあり得ない家臣たちと忍びが大活躍

深田恭子がはすっぱながらかわいい役所で最後は殿さまの側室になるシンデレラストーリーも。




佐々木蔵之介の扮するお殿さまはなかなかイケてます。
田舎者まるだしと思いきや、剣は達人


金で雇われた忍びの伊原剛志は腕は抜群、最後に男を上げる役

田舎侍の家臣たちはなかなかの役者揃いです。

西村雅彦、寺脇康文、上地雄輔、柄本時生、六角精児・・・

どの役者さんんも、一人で十分に笑いがとれる人です。


将軍吉宗に市川猿之助、オバカ将軍と思いきや、なかなかの優れ者。

老中には石橋蓮司、上手いですね。

嫌な悪役を思いっきりくさく演じるのが陣内孝則。
他の役者では、あのいやらしさは表せないでしょう。

最後は弱小貧乏の湯長谷藩の殿様と家臣一同は5日で江戸まで参上し、私服を肥やす悪老中を退治し、将軍と殿様は絆を深め、殿様は安宿で見つけた女郎を側室に迎える、とハッピーエンドで終わりでした。

評価:★★★★☆

おしまい