【題名】  県庁おもてなし課

【原作】  有川 浩 「県庁おもてなし課」

【出演】  錦戸 亮 ・・・  掛水史貴
      堀北真希 ・・・  明神多紀
      関めぐみ ・・・  清遠佐和
      甲本雅裕 ・・・  下元邦宏
      松尾 諭  ・・・  近森圭介
      高良健吾 ・・・  吉門喬介
      船越英一郎 ・・・ 清遠和政 

船越英一郎は重要な役を好演
堀北真希のかわいさが全編に溢れる
高知の自然が背景に見える

親子で杯を交わす場面
高知の酒も魚もうまいはずだが・・・

民宿を切り盛りする場面でお料理の紹介がもっとあってもよかったかも

バス停だけで、あとは何もない



ここまでがオフィシャルに公開されている映画のスチール写真
なんかおかしい

そう、主演の錦戸亮くんの写真がない


ジャニーズ事務所の肖像権管理のすさまじさがはからずもうかがえます


しかしNETにはいくつもの写真がアップされていました。










【感想】
 この作品は、原作が非常におもしろかったので、期待して劇場にいきましたが、正直、がっかり


 錦戸亮クンと堀北真希のファンは満足するかな。
 確かに、二人のロマンスと思えばまぁまぁかも。

 出演者のキャラクターの掘り下げはいまひとつ

 作家の吉門、県庁の上司・同僚もそれぞれの個性があってこそ、二人の主役が引き立つと思うのです。

 亮クンは体当たりの演技でがんばっているし、堀北真希はとにかくかわいい

 
 それと、最初のポイントである官と民のギャップも描き切れていない


 そして何よりも高知の自然の魅力が全く伝わってこない


 この作品のポイントは県庁=官の感覚や目線がどれほど民間とずれていて、「おもてなし」の対局にあるのか、
それと手つかずの高知の自然のすばらしさをどれだけ映像で表現できるか、ということにあったと思う。

 冒頭の県庁でのシーンでの職員の名札が伏線で最後につながっているところなど、映画としてのおもしろみはある。
 それでもストーリーをなぞるだけで原作のよさが台無しだったなぁとしか思えませんでした。

評価:★★★☆☆