【タイトル】 舟を編む

【監督】 石井裕也

【原作】 三浦しをん「舟を編む」  2012年本屋大賞受賞作

【制作年度】 2013年

【出演】松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、又吉直樹、麻生久美子、伊佐山ひろ子、八千草薫、小林薫、加藤剛ほか

【感想】
原作本を読んで、非常におもしろかったので、どのような映像となっているか、ぜひ見たいと思っていた作品です。
辞書を言葉の海の舟に例え、その作るプロセスを「編む」と表現する。
登場人物は「まじめひとすじ」の主人公、仕事仲間の上司、先生、同僚・・・
下宿のおばさん、そのめいの板前さん。
ストーリーは原作に忠実に展開する。
15年にわたる辞書作りと年月を重ねながら絆が深まっていく登場人物たち。
原作と違和感はなく、結末がわかっていても十分に楽しめる作品だった。

満足度:★★★★★

松田龍平は馬締くんのキャラにぴったり。

宮﨑あおいは存在感がないようでいてしっかりと役にはまったヒロイン。

辞書の編集の仕事の一端を垣間見ることもできます。

板前さんの宮﨑あおいはなかなか板についている。


オダギリ・ジョーはこの作品のキーマン。
ひげをそって清潔感あふれる姿がまぶしい。

馬締くんの世間ずれしていないとぼけたところが笑わせてくれます。

このふたり、絵になります。

スクリーンを離れると3人はこんな姿。


役者さんて不思議です。

 

脇を固める、加藤剛、小林薫、伊佐山ひろ子、渡辺美佐子らのベテランの演技と役どころが心憎いほどにうまくくかみあっている。
池脇千鶴もベテランと呼ぶキャリアになってきたのだろうか。なかなか好きな女優のひとりなのだが、かわいいというのはそぐわなくなってきたのかもしれない。
おしまい