昨年末の大晦日、3時間の大作を観てまいりました。

大晦日は空いているかと思いきや、ななな~んと満席!
前日に予約していたからよかったもののこの作品の人気をあらためて感じました。
      

【原題】  LES MISERABLES

【邦題】 レ・ミゼラブル

【監督】 トム・フーバー

【制作年度】 2012年

【上映時間】 158分(!)

【キャスト】
 ヒュー・ジャックマン(ジャン・バルジャン)
 ラッセル・クロウ(ジャベール)
 アン・ハサウェイ(ファンテーヌ)
 アマンダ・セイフライド(コゼット)
 エディ・レッドメイン(マリウス)
 ヘレナ・ボナム=カーター(マダム・テナルディエ)
 サシャ・バロン・コーエン(テナルディエ)
 サマンサ・バークス(エポニーヌ)
 アーロン・トヴェイト(アンジョルラス)
 イザベル・アレン(コゼット(少女時代))

【感想】
あまりにも有名な原作。
そしてミュージカルとしても何度も上演されました。
奥さんが観たいというので、「まぁ、つきあうか」程度の気持ちで映画館に行きました。
  レ・ミゼラブル

  レ・ミゼラブル

  レ・ミゼラブル
しか~し、セリフはすべて歌

そしてヒュー・ジャックマンもラッセル・クロウもアン・ハサウェイもみんな歌がうまい

ハリウッドの俳優さんたちの実力を垣間見た気がしました。
昔は「マイ・フェア・レディ」でオードリー・ヘップバーンの歌はすべて吹き替えでしたが、この作品ではこのようなことはなく、すべての俳優さんが自分で歌っていました。
  レ・ミゼラブル
アマンダ・セイフライドは「マンマ・ミーア」でも歌って踊っていましたね。

  レ・ミゼラブル
アン・ハサウェイは本当に髪を切って、超ショートカットになってしまいました。

  レ・ミゼラブル
蜂起した民衆や学生が歌う「民衆の歌」は、この最後のシーンで感動とともに涙が出ます。

最後だけでなく、随所に涙をさそう場面が配置されています。
3時間近い時間が全く長いと感じられませんでした。

エポニーヌ役のサマンサ・バークスは知らない女優さんでしたが、なかなか演技も歌も上手でしたし、重要な役所でした。愛するマリウスを守るため、政府軍の銃弾を受けて死んでいく場面は涙があふれました。

憎たらしいばかりの役、ジャベールを演ずるラッセル・クロウ。
でも、銃弾に倒れた少年の胸にさりげなく自分の勲章を置くシーンは胸が詰まります。

そして、この作品でもヘレヌ・ボナム=カーターは彼女ならではのキャラクターにぴったりの役を演じてくれます。

期待していなかったにも関わらず、十分に満足した作品でした。

満足度:★★★★★