忙しいといいつつも先週なんとか時間を工面して観てまいりました。

原題: DARK SHADOWS

邦題: ダーク・シャドウズ

監督: ティム・バートン

キャスト
バーナバス・コリンズジョニー・デップ
アンジェリーク・ブシャールエヴァ・グリーン
ヴィクトリア・ウィンターズベラ・ヒースコート
ジョゼット・デュプレ
エリザベス・コリンズ・ストッダードミシェル・ファイファー
キャロリン・ストッダードクロエ・グレース・モリッツ
デヴィッド・コリンズガリー・マクグラス
ジュリア・ホフマン博士ヘレナ・ボナム=カーター


感想
アメリカ人はヴァンパイア物がことのほか好きだと常日頃から思っていた。
ボックスオフィスのランキングでも、しばしばランクインしている。
しかし、日本ではさほどはヒットしない。
この映画もヴァンパイア物ではあるが、

ジョニー・デップとティム・バートン のコンビなので、ちょっと期待して観た次第。

イギリスからアメリカに移り住んだお金持ちのコリンズ家に生まれたバーナバス(ジョニー・デップ)は、魔女アンジェリーク(エヴァ・グリーン)によってヴァンパイアにされてしまった上に、生きたまま埋められてしまう。その後、ふとしたことで彼は200年の眠りから目覚めるが、コリンズ家はすっかり落ちぶれていた。

 
バーナバスが200年前の反映を取り戻すために奮闘するが、コリンズ家を没落させ、街を牛耳りながら200年間姿を変えて生きてきたアンジェリークとの屈折した愛情をはさんだ戦いはコメディーでもある。  

ダーク・シャドウ
ダーク・シャドウ
200年の眠りから覚めたバーナバスの浦島太郎ぶりは笑わせてくれる。
馬車は自動車となっているし、テレビなどは存在しなかったわけだし、音楽もすっかり様変わり。
これをきっちりと演じるデップはさすが。
CGや特撮もごく自然。

共演のミシェル・ファイファーは随分と年をとったが、妖艶な魅力と存在感はある。
ヘレナ・ボナム=カーターは監督夫人でもあるし、キャラの立った役はお手の物。 

ダーク・シャドウ

ダーク・シャドウ
ダーク・シャドウ

魔女役のエバ・グリーンは美人なだけに性格の悪そうな執拗に復讐を続ける役が実にお似合いといえるほどにピッタリである。。 
ダーク・シャドウ
アリス・クーパーの本人役での出演、クロエ・モレッツのいかにも今ふうの女の子の演技。

悲しい愛の物語であり、それにコメディーの要素を足して、バートン、デップが味付けした映画といえるのではないか。

ただ、最後の結末がどうしても理解できなかった。
この映画、これで本当に終わったのか?

それほどの期待はしていなかったが、思いっきり笑えたわけでもなく、ホロリとさせられるラブロマンスでもなく、観終わっての気分はちょっと物足りなかったかな。

評価:★★★☆☆