5段階評定無くなる?

『中学校における学習評価の実状と課題』

中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会
児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ(第2回)
平成29年12月11日

『「目標に準拠した評価」を理解し有効活用するために評定の廃止を
ー中学校長より その1ー
将来的には、初等中等教育の学習評価から、評定(54321)が無くなることを期待します。

評定が必要と考えるのは高等学校への入学者選抜の資料に活用することを念頭に考えるからであり、そこから脱却しないと、いつまで経っても「目標に準拠した評価」の本質が理解されず、有効活用できるようにならないと考えています。』

『中学校3年生の1学期の成績を見て、高校入試の資料となる2学期までにどうすれば良いかと考える場合

• BBBCで3となった教科はほどほどにしBBBAで3となった教科であと一つAを増やして4を取れるようにしようという発想になる生徒もいる。

• 本来ならば,Cの状況の学習を努力するべきなのだが、コストパフォーマンスをよくするために、評価に直結する教科の対策をする。

• 評定があることによって、自分の学習について目標を実現するということよりも、学習のコストパフォーマンスに目を向けさせてしまうことが実態としてある。』