慈悲を信頼して下さい

神の慈悲に対する意識の高まりは、1894年末にテレーズによって発見されたこの小さな方法の重要な側面です。小さいままでいれば聖人になれるという事に彼女はかろうじて気づき、「ああ、神様、貴方は私の期待を超えて下さったので、貴方の慈しみを歌いたいです」と叫びました。彼女は、自分が弱く、不完全である事を知り、神に頼っている人たちにとって、神の憐れみは特に大きい事を理解していました。この「慈悲」という言葉は、以前は彼の著作の中で非常に稀でしたが、今では前面に出てきています。こうして、彼女は再び「主の憐れみを歌う」為に、1895年に幼少期の思い出を、後に原稿Aとして知られる物に書く事に同意した。そして、同じ年の6月に捧げた行為において、彼女はこの慈悲深い愛を「無限の優しさの洪水」と結びつけました。従って、例えこの側面が重要であっても、彼女にとって慈悲は神の許しに限定されません。それはまた、小さな者たちに寄り添う神の優しさと優しさにも関係します。旧約聖書では、ヘブライ語のラハミムという言葉は、最初に母親の子宮を指し、次にそこから来る優しさ、つまり慈悲深い優しさを指します。この言葉は、ご自分の民や子供たち、小さな人たちや貧しい人たちに対する神の母性の優しさを思い出させます。テレーズの小さな道の発見は、イザヤ書の一節（66章12-13章）にもインスピレーションを得た物で、その愛は、子供たちに対する母親の愛に匹敵する、神の民に対する愛に関する物でした。例え小さな道が、神とのより大きな結合を通じて、より完全な慈善へと開かれたとしても、それにも拘らず、人は不完全なままであり、依然として罪に陥る可能性があります。然し、この場合、彼は自信を持って、自分を高めて下さる神の許しに頼る事ができます。この点について、テレーズは特に饒舌である。彼女は、いつもそうしている様に、子供たちからインスピレーションを得てこう言います。「小さいという事は、自分の間違いに落胆しないという事です。なぜなら、子供たちはよく転ぶからです。然し、子供たちは余りにも小さすぎるので、大きな被害を及ぼす事はできません。」長い間自責の念に苦しんできた彼女は、過去の過ちを心配するベリエール神父を安心させます。1897年6月、テレーズは彼に次の様な手紙を書いた。「自分の過ちの記憶は私を屈辱的にさせ、弱さでしかない自分の強さに決して頼る事ができない様にさせますが、それ以上にこの記憶は私に慈悲と愛を語りかけます。人が親孝行な自信を持って自分の欠点を貪り食う愛の火に投げ込む時、どうして見返りなしにそれらが焼き尽くされないはずがありましょうか。」この慈悲の心は、彼女が「信仰の夜」という試練を経験する人生の最後の数か月間において極めて重要です。この期間中、彼女は様々な誘惑に襲われる為、最大の罪人がどの様な経験をするのかがよりよく理解できます。然し、彼女は、神に立ち帰る者に対する神の無限の憐れみを信じてやみません。1897年7月、彼女は姉のポーリンにこうまで言った。灼熱の地獄に投げ込まれた一滴の水の様になる。」

＜チャプレットⅠ＞

専用のチャプレットは、1つの大珠と聖テレジアのメダイ、環状部分は24個の小珠から構成される物です。このチャプレットは1ヶ月の中で9日から17日までの間、ノヴェナとして祈る事が強く推奨されています。各小珠で栄唱を唱え、各栄唱の間で「幼きイエズスの聖テレジア、我らの為に祈り給え。」と唱えます。

＜チャプレットⅡ＞

チャプレットは上記と同じ物を用います。各小珠において、「幼きイエズスの聖テレジア、布教の保護者よ、我らの為に祈り給え。」「栄唱」1回を唱えます。1ヶ月の中で特に勧められている期間という物はありませんが、このチャプレットは9日間、もしくは24日間祈る規定になっています。

＜メモラーレ＞

「思い出して下さい、ああ栄光に満ちた小さき花よ、貴女は良き事を行なわれる為に地上に降りて来られ、貴女に願われるどの様な事にも答えられないという事がないというのが、貴女の御約束です。イエズスの聖心と貴女の御力の内に確信にみちて、私達の必要の中で貴女の御執成しを懇願し、差し迫られて願うバラを、もし神の御旨に叶う物であるならば得させて下さいます様に、貴女に御求め致します。アーメン。」

＜ノべナⅠ＞

このノべナは5回の「主祷文」と5回の「天使祝詞」と5回の「栄唱」と共に5日間続けて午前11時の前に唱えなければならないという規定です。5日目にこれらの祈りを終えたならば、更にもう1度各5回の「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を唱えます。

聖テレジア、

小さき花よ、

天つみ園のばらの花

一もとつみて賜いませ、

御身の愛の便りと共に。

天つみ神に乞い給え、

我が御身に願い奉る恵みを。

天つみ神に告げ給え、

日々我は、彼をますます愛さんと。

出典元・Wikipedia（フランス語版・Google翻訳）、信心の園

おはようございます。昨日は殆ど「リジューの聖テレーズ」のフランス語版Wikipediaの翻訳（←Googleによる翻訳です）をやってましたが、このフランス語版Wikipediaのリジューの聖テレーズの記事が多いし、長い！！まぁ、聖テレーズの家族構成とか、省略する所は省略したけど、それにしても長い！！翻訳は、一昨日の夜から始めて、終わったのは昨日の昼14時すぎ…その後、小珠が24個の「リジューの聖テレーズのチャプレット」専用ロザリオを製作しました。今回は、全体をブルー🔵で纏めたんだけど、悩んだのが大珠。青いバラ🌹を大珠にって思ってたんだけど、バランスが悪かったので、透明のバラ🌹を大珠にしました。

リジューの聖テレーズ⑨