「結婚しましょう」
この時私たちの関係は、ただの職場仲間だったけれど… 恋愛に関して回りくどいことが私は嫌だった。
そう言う私に驚いた顔も見せず、いつもの彼の笑顔で
「随分一足飛びだなぁ… 俺たち知り合ってから半年も経ってないけど… ま、いっか…」
そう言いながら、私の肩をポンポンと叩くのだ。
やっぱり予想外で変な人。
後で知ったことだが、この時彼はすでに私のことを好きだったらしい。
なので、先を越されてかなり悔しかったのだそうだ。
驚いたことに好きになったきっかけは、私のことを1年前から知っていて、世間では厳しくて、人間かどうかも疑わしくなるほどの冷酷な指令を出すことで有名な上司の下で、黙々と仕事をこなす、とても我慢強い奴だと思ってくれていたらしい。
別に耐えながら仕事していたつもりは無いのだけれど…
今まで見かけだけで言い寄ってこられた私にとって、自分自身を認めて貰ったようで、新鮮なことだった。
いや、単純に嬉しかったのだ。
この時は不思議と、断られることを考えてはいなかった。
でも受け止めてもらった瞬間、全身の力が抜けるのを感じた。
I follow on the next time…
セイラのブログ
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