8月の誕生石のペリドットについてごご紹介致します。
ペリドットは、宝石の中でも珍しく、他のカラーを持たない
明るい緑の宝石です。
美しく映える黄緑色は「オリーブ・グリーン」と呼ばれ、
和名では「橄攬(かんらん)石」といい、新緑のような
色からこの様に呼ばれる様になりました。
結晶内部に含まれる鉄イオンの含有量により、
緑の濃さが左右されます。
この鉄イオンの含有量が多い程、黄色〜褐色へと色が
変化致します。
中でも暗みのあるオリーブグリーンがペリドットとしては、最高評価を受けます。
ペリドットの宝石言葉は、
平和・安心・明るさ・夫婦愛・運命の絆・信じる心・
幸福・和合 などがございます。
ローマ帝国では、その美しさに皇帝も感激し、
神殿に奉納するようになったそうです。
またペリドットの穏やかなグリーンが、
心を和ませてくれることから、石言葉に「夫婦愛」の意味を持つようになりました。
古代エジプトでは「太陽の石」として崇められた宝石で、
邪悪なものを寄せ付けないお守りとして用いられました。
その一方、ハワイでは今でもキラウエア火山の
岩石の中から産出され、女神ペレの涙とも呼ばれている
とても神秘的な宝石です。
ローマでは、夜になっても光を失わないその美しさから
イブニングエメラルドと呼び、ロ夜会のアクセサリーとして重宝されていました。
ペリドットの美しい緑は他の宝石と間違われることがあり、特にエメラルドと誤解される事が多かった様です。
中でも、ケルン大聖堂で「東方の三賢者」と呼ばれる三つの聖堂に飾られているペリドットは、エメラルドと誤解されて装飾されたものではないかと言われています。
世界の様々な鉱山で産出されるペリドットですが、
宝石としての品質基準を満たす物が産出される産地は、
アメリカのハワイやアリゾナ、ノルウェー、ミャンマー、
中国などがあります。
中でもルビーの産地としても知られるミャンマーの
モゴックの近くで産出されるペリドットは、他の地域と比べ色、輝き、共に質が高いと言われています。
透明度が非常に高く、オリーブ系統の色味が強い、
美しいグリーンの物が多く採掘され、ファセット・カットにする事で、輝きがさらに増して魅力的な宝石となります。
5カラット以上の物は希少なペリドットですが、
モゴックでは10カラット以上という大粒の物も稀に
産出されています。
勿論、弊社でもペリドットを使用した商品も
多数取り扱っております。
弊社HPはこちらより↓
http://wellfieldsilver.wixsite.com/home