鶏肝は、とっても身体に良い食材です。
1.タンパク質、ビタミンA、ビタミンBが豊富
タンパク質は、体のあらゆる組織(皮膚や臓器、髪や爪等々)をつくる材料となる栄養素です。
ビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める役割があります。
ビタミンBは、エネルギー代謝を促進し、神経機能を正常に保つ働きがあります。
ここまでで、気づかれた方おられますか?
そうなんです。
タンパク質は、体のあらゆる組織を作る元となりますが、タンパク質だけでは力を十分発揮できないのです。
ビタミンも一緒にとって初めてチームとして、タンパク質本来の役割を全うでき、
かつ維持できるというもの。タンパク質・ビタミン・ミネラル(ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン)
のこの3つが大切なんです。
他にも、鶏肝は、鉄分が豊富でコレステロールが低いので、
おつまみにもおすすめ。
さて、今日のメニューは「鶏肝の煮込み」です。
煮込みといっても、10分程度。
今日もサクッといっちゃいましょう。
■鶏肝の煮込み
■材料
・鶏の肝 200g程度
・生姜
・ポン酢
・ごま油
・新玉ねぎ
■作り方
1.肝のお掃除をします。
白っぽいところを包丁で削ぎ落とし、3−4センチ程度にカットします
白い皮も外したほうが良いです
2.水洗いもしくは牛乳につける
血がなくなるまでしっかり水洗いをするのがおすすめです
水を流しっぱなしが気になる方は、牛乳につけながら取り除く
3.お湯を沸かして肝をいれたら、弱火にして3−5分程度ボイルします
その後、お湯に入れたままゆっくり冷ます(10分程度)
※アクが出たら取り除きましょう
4.つけダレを作ります
4-1.生姜を1かけら、剃ってボウルに入れます
生姜のペーストでもOK
4-2. 1のボウルの中に ポン酢:ごま油 3:2 くらいの分量をいれます
(例)ポン酢 40ml ごま油 25ml
ポン酢の酸味や甘さにより分量が異なります
なのでポン酢多めで、調整しながらお好みの味にしあげてください
4-3.新玉ねぎは(玉ねぎでもOK)、スライスをして、さっと洗ってザルにあげておきます
※玉ねぎのスライスを水につけるときは、つける前に1−2回、長くても3分以内にザルにあげましょう
※新玉ねぎは、水につけなくてもOK
5.鶏肝をザルにあげ、しっかり水を切ります
6.保存用の器に鶏肝とつけダレを合わせて2−3時間おきます
食べる直前に、新玉ねぎを鶏肝の上にさっとかけて、召し上がってね
■今日の豆知識
【新玉ねぎ】
スーパーのあちこちで、新玉ねぎが出回る5月。
フレッシュな甘さは格別なので、ぜひ生で召し上がってください。
新玉ねぎと玉ねぎの栄養的な違いはあまりないそうです。
玉ねぎには、体内の余分なナトリウムや水分を体の外へ排出する働きがある「カリウム」が含まれています。
「カリウム」はミネラルの一つなので鶏肝との相性は、体の栄養面からみても抜群!
また、硫化アリルという血液がサラサラになるといわれる栄養素が多く含まれています。
この硫化アリルは、水に溶けやすく蒸発しやすいことが特徴です。
つまり、辛みを抜くために水にさらしてしまうと、新玉ねぎの栄養が溶けていってしまいます。
スライスした新玉ねぎは、空気にさらすと栄養を逃さずに辛みを和らげることができます。
水ではなく、空気にさらすことで新玉ねぎの栄養を逃さず、さらに辛みを和らげることができますよ!
このお料理も、リクエストの多い一品です
■材料編
ポン酢は、好みが分かれますね〜。
あなたは、どのポン酢がお好きですか?
私もまだまだコレ、という品はなく、継続しながらも固定できていません。
今の私のおすすめはこれかな〜
※原材料は必ずチェック!
私のこだわりポイント1:遺伝子組換えではない醤油
私のこだわりポイント2:醤油の次は、酢(材料の多い順に記載されています)
私のこだわりポイント3:かつお節(エキスではない)
■内堀醸造さんのポン酢
■馬路村のポン酢
内堀醸造さんのポン酢より少し柑橘系が強いこちらも好き