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ウィーン響@コンツェルトハウス

ちょっと中抜きして、20日のウィーン響定期。

ムジークフェラインも好きですが、コンツェルトハウスも悪くないと思うんですよね、個人的には。

前回コンツェルトハウスに来たのもウィーン響定期でしたけど、その時のプログラムは、
ブラームス/ピアノ協奏曲第1番
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番
という、これまたへヴィーな組み合わせ。
ツィモン・バルトとエッシェンバッハというピアニスト二人の組み合わせで、
前半と後半で指揮とピアノを入れ替えるといった趣向。
世間的にはエッシェンバッハの方が数段評価が高いのですが、
私としてはバルト氏の方が良かったんですよね。
っていうか、エッシェンバッハの音楽が嫌いなだけかもしれませんが。

そんな以前の話はさておき、今回の演奏会もへヴィーです。
ブルックナー/交響曲第8番

指揮者のファビオ・ルイジ、演奏曲目とも自分のお気に入りで、
今回の旅行の中では最も期待していた演奏会。

この日は1曲プロということもあり、ステージへの登場は定刻の10分弱前でした。
オケのメンバーの顔つきを見ていると、前々日のサラステの時よりも、数段、緊張感を感じます。

それからルイジ氏登場。彼はいつも真面目だけど、本日も相変わらずです。

少しざわついている会場に全くの静寂が訪れるまで待って、第一楽章が始まりました。

第1楽章
低弦の導入部分から、きびきびとした動きで指示を出すルイジ氏。
それに応えて引き締まった音が響きます。
この楽章は全体を通じてとてもノーマルなテンポで演奏されていました。
音のバランスも特に変わったこともなく、とてもオーソドックス。
ただ、オケ全体に緊張感が強く硬質な感じの音になってたかな?
最初にウィーンフィルを聴いたからかもしれないけど、あの柔らかな音だと
全体の雰囲気が変わったのかもしれないなぁ~。
ちょっと困ったのが、隣のおばさん。
ブル8が初めてだったのか、第1楽章の10分過ぎからため息つくわ、もじもじ動き始めるわ。
全く落ち着きが無いので、集中力を殺がれる結果となりました。

第2楽章
スケルツォ全体を通してテンポも指示も至ってノーマル。
ただ、この辺から感じ始めたのが、音楽への向きあい方の違いみたいなもの。
真面目で好きのない演奏なんだけど、温度が伝わらない感じと言っていいのかな?
隣のおばさんはトリオ部分辺りから退屈らしく、欠伸をするわ、(反対側の)隣(多分、旦那)を
ちらちら見て動くので、引き続き集中できない。

第3楽章
アダージョに入る前に、今一度、聴衆に静寂を求めてから、演奏へ。
この楽章辺りからルイジ氏がオケをドライブしながら歌う声が
聞こえてくるように(最前列だったのでw)。
やや早めのテンポの設定かな?
第1主題の2回目の再現部辺りから徐々に盛り上がって、
ルイジ氏の気合いが乗って行くのと反比例して、どんどん音楽が覚めていく感じ?
いや、オケは一生懸命弾いてます。最前列に座っているのだから、
オケの雰囲気とかも良く伝わってくるし、奏者の表情などを見ていても
譜面とルイジ氏の棒を懸命に見ながら一生頑張っているのに、その熱気が・・・

第4楽章
第3楽章からの流れそのままに、ルイジ氏は懸命にドライブしているし、
それに応えるべくオケも頑張っているんだけど、何かが足りない。
それを考えているうちに終わってしまった感じ。
こんな根拠のないことを言いたくはないけど、やっぱりカリスマ性か?
今までチェリビダッケやヴァントのブル8のライブ演奏を聴いた際には、
楽譜に書いてあることだけではない何かが感じられたのに、この演奏会にはそれが無い。
ルイジ氏は音楽に正面から正当に向き合っていてなんら落ち度はないし、
オケもしっかり反応していて、有機的な結合はあるのに何かが伝わらないもどかしさを
感じながら最後までたどり着いてしまいました。
う~~む、この物足りなさは何なんだろう?
きっとLIVEじゃなくてCDで聴いたら、その正当な演奏に不満を
持つことはなかったかもしれない。

ということで、真面目で真っ当なブル8だったのに、
1曲通じて何かが足りない感が拭えないコンサートになってしまいました。
う~~む、消化不良。
他の聴衆の反応も、一応、ブラボーは飛ばしてたけど、オケが解散したら
あっさり聴衆も引き上げていたし、そんな感じだったのかな?
曲が終わって一番喜んだのは、やっと解放された隣のおばさんだったのかも。

翌日も同じプログラムだったけど、プレートル(の英雄)みたいに1日違いで
大きな演奏の変化はあったのだろうか?
ルイジ氏の性格上、その確率はかなり低いとは思うけど。。。

ウィーンフィル定期

画像の処理ができないので観光じゃなくてエンタメ系の話から書いていきます。
エンタメと言ってもクラシックコンサートじゃ、読んでる方には面白くないでしょうけど(^^;
まぁ、個人旅行の備忘録的なものでもあるのでご容赦ください。

到着翌日、早々に寝付いたこともあり、午前4時過ぎには目覚め、
8時頃にはリンクを約1周(4キロ)ほどお散歩。(←お散歩画像はPCが回復してからw)
途中で、ANKER(ウィーンではメジャーなチェーン店系パン屋さん)で
朝食代わりのパンを頬張ったり、あちこちで画像を撮ったりしながらのんびり歩いて、
10時前にはムジークフェラインへ到着。
ご存じじゃない方もいると思うので、念のため書いておくと、ウィーンフィルの定期演奏会は
土曜日は15時30分から、日曜日は11時から開始されます。
チケットは年間会員券で売り切れてしまうので、単券は無し。

手に入れる方等としては、

①金に糸目をつけないのであればホテルのコンシェルジュに頼む。
コンシェルジュの手数料が必要になるので結構割高。

②現地で時間があれば、現地のチケットショップでキャンセルチケットを探す。
現地のチケットショップをしらないとチケットに行きつけませんが。

③その他チケットショップではなくウィーンフィルの正規のチケット販売所に戻ってきた
チケットを探す。ただし、他にもライバルがたくさんいるので確実に手に入るとは言えない。

④"SUCHE KARTE"の紙を持って会場前で販売してくれる人を探す。これも運次第。

ウィーンは4回目の私ですが、過去3回ともムジークフェラインには足を運んでいます。
1回目は、ウルフ・シルマー指揮ウィーンフィル
2回目は、アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管
     ショルティ指揮ウィーンフィル
3回目は、リリング指揮ウィーンフィル

私の場合は、基本的にはSUCHEでチケットを手に入れてます。
リリングはジュネスコンサート(青少年向けコンサート)でゲネプロ兼用。
シルマーもウィーンフィル初登場でもちろん人気指揮者じゃないし・・・
チケット入手は楽勝でした。
で、一番悩んだのは人気指揮者であるショルティの時。
正直、SUCHEでは厳しいと思っていたのですが、これも楽勝でチケットを確保できたんですよね。
そんなこともあり、今回のプレートルも余裕だろうと思ってました。

チケットを売りに来るのは会場時間近くになることが多いので30分くらい
早く着いてしまったんですけど、会場前に日本人の人がいたので少し話をしてみました。
前日の演奏会もやはり売りがあったらしく、演奏自体は泰然自若とした演奏だったとのこと。
そんなこんなしているとチケットを売りに来たおばあさんが。
最初は2階席のやや奥のチケットを出されて、36ユーロ。
でも、せっかく高いお金を掛けて出かけたので、良い音のところで聴きたいと話したところ、
胸元から1階13列目のセンターで86ユーロのチケットが。。。
日本で聞いたら32000~35000円を掛けても良い座席が確保できるとは限らないのに、
確実の音の良い場所を確保しながら11000円ちょっと。お得ですよねぇ~~。
で、迷わずこちらを購入。
90ユーロを出したところ、小銭が3ユーロしかなく(目の前で財布を開いて全部小銭を
だしてたけど間違いなく足りなかったw)87ユーロで妥協。

チケットを手に入れて安心したので、しばらくムジークフェライン付近をお散歩して、
開場時間になったので会場に行ったところ、さっきのおばあさんが立っていて、
当初販売しようと思っていた36ユーロのチケットが無事に売れて1ユーロが
手に入ったからと言って不足分の1ユーロを払ってくれました。
オーストリア人の律義さに感謝。
前々回のショルティのチケットも、きちんと定価で手に入れられたし、
ウィーンは料金を吹っかけられることはほとんどない、と私は思っています。

で、肝心のコンサートですが、曲目は、

ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」

前半のコンサートマスターはホーネック氏。
やっぱり見慣れないのは、女性奏者がステージに乗っていること。
前回私が行った時には、まだハーピスト以外で女性奏者がステージに乗るなんて
ありえなかったんですけど、今回は3名。
時代は確実に進んでいます。

前日は泰然自若とした演奏って話を聞いていた訳ですが、私の聴いた日は全然違う感じでした。
ともかく“Stop&Go”を繰り返して、全体がゴツゴツした流れ。悠然とか泰然とか
という言葉は全く無縁でした。
実はプレートル氏をライブで見るのは初めて。持っているCDもサン=サーンスや
プーランクなどのフランスものばかりだったので、ドイツ音楽とは
あまり結びつかなかったんですよね。
実際の指揮を見ると、あまり点をはっきりさせないのが特徴のようでした。
表現の指示は割とはっきり出るんですけど、点があいまいなのでどうなるかと思いましたが、
さすがホーネック氏。
見事なリーダーシップで全体をコントロールしていました。
その様子は、今シーズンのニューイヤーコンサートを任される予定の巨匠に
恥をかかせないよう全身全霊を傾けてリードしているかのようでした。

ちなみに、前日の演奏を聞いて泰然自若としたと教えてくれた人の感覚が
ズレテいた訳ではないらしく、同じような印象を綴っている方も
いらっしゃいましたし。
http://happawien.jugem.jp/?day=20091018

後半の「英雄の生涯」のコンサートマスターは、ホーネック氏と座る位置を入れ替えて、
ウィーンフィル初の女性コンサートマスター、アルベーナ・ダナイローヴァ嬢が勤めました。
ウィーンフィルの皆さんは辟易としていた(日本公演だけでも5回も演奏している)でしょうが、
だからこそアルベーナ・ダナイローヴァ嬢にコンサートマスターをやらせてみた
ってことなのかもしれません。
現在は2年間の試用期間の最中ですから、正式なコンサートマスターになるかどうかは不明です。
多分なるでしょうけどね。

で、後半の「英雄の生涯」、感動しました。
あっ、プレートルの演奏にじゃないですよ。ウィーンフィルのポテンシャルの高さにです。
何度かウィーンフィルの演奏を聴いたことがありますが、あれほど管を鳴らしまくった
ウィーンフィルは初めてです。
でも、いくら鳴らしても濁らない、そしてしなやかさと優雅さが失われない。
その上、シュトラウスの香りが残った咆哮だったんです。
演奏自体は前半と同じでゴツゴツ系で、「英雄の生涯」という楽曲の内容としては
イマイチだと感じましたが、オケの音だけでも感動できました、ウン。
それと、アルベーナ・ダナイローヴァ嬢ですが、まだホーネック氏と比べるのは
早すぎるのかもしれません。
オケのリーダーとしての仕事は果たせていないように感じました。
もちろん、楽曲が楽曲だけにソロパートも多く、若干、役割が違う部分があるのも事実ですけどね。
ソロパートもちょっと線が細くて、個人的には好みではなかったんですが、
ウィーンの聴衆には受けてたみたいです。

終演後、スタンディングでマエストロを迎えていましたが、ブラボーがそれほど
飛んでいた訳でもなく、儀礼的に感じられました。
あと、最近は演奏中でも写真を撮る輩がいると聴いていましたが、今回は目につきませんでした。
単にフラッシュをたかなかっただけで、写した人はいるのかもしれませんけどね。

仮に興味本位の観光で出かけるのだとしても、最低限のマナーは守ってほしいものです。
↑この後に起こることの前フリです。

疲労困憊?

さすがに大台に乗ると余裕を持った旅行にしなければつらいんだなぁ~~、
ということを実感しつつ過ごしています。
で、この週末、先週の時差ボケを解消しようと努めたのですが、結局、無駄な努力だったかも。

というのも、土・日の48時間のうち、きっと20時間近く寝ていたのではないかと(^^;。
土曜日は目が覚めてから朝寝して、午後からお昼寝して、夜も21時台には別世界へ。
まぁ、朝までぐっすりとは行かず、かなり早い時間に目が覚めたのですが、日曜日も朝寝、
昼寝をしてしまい、夜は眠れないと思っていたんですが、かなり遅い時間からでしたが
眠りに落ちて朝までぐっすり。
どこからが時差解消で、どこからが疲れによるものなのか、判別もつかない状態です。
が、それでも、まだ眠いぞぉ~~(>_<)

結局、先月末に示された宿題には手をつけずじまい。
積み残された宿題は、明日、消化するしかないのでしょうね。

本当はパソコンの調子も悪いし、某家電量販店の開店セールで49800円のノートパソコンでも
狙ってくれば良いのでしょうけどねw(←この値段なら外れてもショックが小さい)。
そんなもの買ったら、ますます宿題に手がつかないような気もしますが。