僕は、画家としての活動の他に、

 

もう1つ仕事を持っているんだけど、

 

 

絵を描くときは、1人で制作を進めるのに対して、

 

もう1つの仕事の時は、チームで進める。

 

 

 

そこでチームを組んで仕事をするようになってから、

 

もう、かれこれ4年が経つんだけど、

 

僕のチームから離職者が出たことがない

 

 

 

他チームで、ほぼ解体と言っていいほどの離職があった時も、

 

僕のチームは、一緒にやってこれた

 

 

むしろ、僕のチームで育ったアシスタントが、

 

今じゃ、他のチームで活躍していたりする
(ぐんぐん頼もしくなっていて、その様子を見れて嬉しい。)

 

 

誤解して欲しくないのは、

 

これを書いたことで「どーだ!すげーだろ!」と言いたいわけでは決してないってこと。

 

 

 

 

僕が、1年目の時、他のスタッフと一緒に1人のアシスタントがついた

 

 

実際は、「つけた」と言う言い方が、正しいのかもしれない。笑

 

と言うのは、

 

 

僕が、そのアシスタントを見たときに、一瞥して、

 

「本来の能力を発揮できていなさそう。」

 

勘づいた(気づいた)から。

 

 

それから、その子が得意そうなタスクを振り始めたんだよね

 

 

 

そうすると、

 

今までの動きが嘘のように、嬉々として仕事に取り組むようになった

 

 

 

仕事上、その子が、イラストレーターやフォトショップのスキル、

 

デザインシンキングの思考方法を知っていた方が良いと思えば、

 

振るタスクを通してでも、そして、業務の合間でも教えるようにした。

 

 

 

2年目になると、そのアシスタントが、僕の専属になった

(これは、やっぱり、本人の希望に寄るところが大きかった)

 

 

 

加えて、僕が担当していた教え子のような方が、

 

一度、社会人経験をした後、僕のチームに加わった

 

 

つまり、2年目が始まる頃には、

 

僕に、アシスタントが2人付くようになっていた

 

 

僕の担当業務も増え続け、

 

それに対応するとともに、

 

アシスタントの得意不得意、人柄を加味して、

 

暇な時間を作らないことを念頭に置きながら、

 

タスクを振っていく。

 

 

アシスタントが、1人の時とは、全く違った次元に入っていることを体感していた。

 

 

 

そんなこんなで、あっという間に、

 

1年が過ぎていった頃、

 

2年目で加わってくれたアシスタントが、

 

「このチームに加われて、本当によかったと思っています。」

 

と言う内容の感謝の文章を付箋に書いて、

 

僕のデスクの上に貼ってくれていた

 

 

 

 

3年目は、その教え子のアシスタントを他チームへ回すことで、

 

パワーバランスを調整するとともに、

 

僕のチームに、新しいアシスタントが加わった

 

 

 

 

1年目から一緒に働いているアシスタントとは、

 

阿吽の呼吸で、今では、

 

組織内で、一番、僕のことを理解していると言っても過言ではないほど。

 

 

話を聞いてみると、

 

次に、「ヒデさんがやって欲しいと思っていそうなこと」

 

「ヒデさんが、わざわざ時間を割くようなタスクではないこと」を先回りで考えながら動いているらしい。笑

 

 

すごい。笑

 

 

 

 

3年目で、一緒に働くことになったアシスタントは、

 

要点を掴むことが得意で、色んな要望をスピーディに行うだけでなく、

 

プラスαの意見をくれたりする

 

 

もともとは、来年3月までの1年限定という気持ちで入職したみたいだけど、

 

この間、ちょっと聞いてみたら、次年度も続けてくれるみたいだ

 

 

 

そうそう

 

なぜ、こんな話をしているかと言うとね。

 

 

 

 

僕は、この3年間で、急速にチームビルディングを学んできた。

 

日々、勉強。

 

失敗も多かったと思う。

 

アシスタントが、ムッとすることも1度や2度じゃない。笑

 

 

 

 

だって、僕がチームに言っているルールは、たった1つ。

 

「何しててもいいけど、やることやって、結果出してね。」

 

だから。笑

 

 

1つのタスク完了までに、求めるスピードも、早い。笑

 

 

 

でも、チームが育っていく。

 

 

 

不思議でしょ?

 

 

 

その秘密は、観察力

 

 

 

もっと言えば、上に立つ人の観察力

 

 

 

 

前置きが長くなったけれど、

 

いつか書きたいと思っていた「チームビルディング」と「観察力」の関係性をお話する為には、

 

 

実際の事例が必要だと思ったんだよね

 

 

 

 

あくまでも一例だけど、ここまでの文章で、   で示した箇所は、

 

観察力が関係している部分。

 

 

この他にも、例えば、

 

その日のコンディション、

 

今抱えているタスクの量感、

 

疲労の蓄積の度合い、

 

時計を見ている回数、

(夜に予定がある時って、アシスタントが時計を気にする回数が増える。笑)

 

声のトーン、

 

表情の変化などが挙げられる。

 

 

 

 

 

日本でも、ニューヨークでも、画業は、基本1人。

 

「自分がどうかが」が、ほぼ全てだった。

 

 

でも、日本に帰ってきてから、チームで闘うことを初めて知った。

 

助けてもらわないと、何もできないことも知った。

 

助けてもらうと、いろんなことができることも知った。

 

 

 

 

チームが、乱れることもないわけではないけれど、

 

僕は、一緒に働いてくれる2人に感謝をし続けることを忘れないように気をつけている。

 

 

 

そして、もう1つ、

 

上に立つ人は、チームメンバーを「ちゃんと人として扱うこと。」

 

 

当たり前のことだけど、

 

実際には、指示すれば、動いてくれる人員と捉えている人が多い気がする。

 

 

みんな人間で、

 

みんな大切に扱ってほしいと思っている。

 

 

立場は、関係なく、

 

「その人を大切に想い、接すること。」

 

 

 

それを忘れてしまっていたら、

 

「観察力」なんてレベルにたどり着けない。

 

 

 

例え、掲げているルールが、タフなものであっても、

 

気合入れて仕事する機会が増えても、

 

 

愛情を持って接してくれる人のことは、

 

相手も大切に扱ってくれるし、

 

ついて来てくれる。

 

 

 

 

これを読む、誰かを率いるすべての人へ、

 

大変だけど、共にがんばりましょうね

 

 

アシスタントやチームメンバー、部下、家族、

 

誰を率いていても、

 

僕らは、勉強をし続けなければならないし、

 

 

怠けていると、

 

すぐにバレちゃうし、

 

できるだけ、カッコいい姿を見せることが、

 

意外や、今、一番の教育なのかもしれないと思っています

 

 

 

本当に、レベルが高いことをしているんですよね

 

求める側なら楽だけど、

 

僕らは、いつしか、求められる側になった

 

 

 

 

「きっつ、、。」って思うこともありますよね。笑

 

「僕らも、人間なんだって、、。」って思うこともありますよね。笑

 

 

 

この話は、あくまでも、一番近い存在である僕のチームを例に出しているけれど、

 

実際は、もっと多くの人数をマネジメントしています

 

 

僕もできているか、わからないし、

 

力不足を感じることばかりです

 

 

 

悩みも尽きません

 

 

でも、一緒に動いてくれている間、

 

一緒に働いてくれている間は、

 

 

できるだけ、いい方向に育てたいですよね

 

 

 

 

 

歩みを進めるしかない僕らは、

 

誰かの承認を待っているような時間はないし、

 

今やっていることを正解にするパワーが必要だったりする。

 

 

 

 

これを読んでくださっている方の中には、

 

僕よりも、先輩の方が多くいらっしゃると思います

 

 

 

32歳の若造が書き連ねたチームとの付き合い方ですが、

 

少しでも、ご参考になればと思いながら、

 

 

僕自身も、どこかで、みなさんの存在を感じながら、

 

日々、励んでいきたいと思います

 

 

 

ちなみに、    で示した部分は、変化が起こった箇所です

 

 

 

 

では、また!

 

 

 

 

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