CDMAに対応した新しいiPhoneがVerizon Wireless用に発売されるとの記事を
WSJが今年3月に続いて今日出しました。記事のリンクはこちら
今回の記事でもCDMA対応のiPhoneはAsustekの子会社である、
Pegatron Technologyが生産するとなっています。
また、今回GSMに対応したマルチモードも検討したそうです。
このCDMA対応のiPhoneは年内に生産が開始されて、
2011年の1-3月期に発売されるそうです。
また新しいiPhoneにのチップセットQualcommが提供していると。
今回、AT&Tの独占ではなくVerizon Wirelessからの販売になる背景について、
Gonngleのアンドロイド携帯の急激な台頭があげられていました。
Appleは今年だけで4,000万台のiPhoneを世界中で順調に売っています。
同記事にあるsonScore社の調査によるとアンドロイドのスマートフォン加入者は、
昨年初期の86万6千人から今年8月の時点で1,090万人にまで激増。
これに対してiPhoneは昨年の780万人から1,350万人への伸びです。
このGoogleのアンドロイドに対する危機感は相当な物でしょうね。
既にiPhoneの大容量データへのキャパシティに加え、
ネットワークへのテストも行われています。
このネットワークテストは何百万ものiPhoneユーザーに耐えうるか
テストされていませんが、消費者レポートや他の研究はAT&Tより
良いネットワークと結論づけています。
また、この動きは消費者にとって更なるネットワークと、
「おそらく」価格の選択もできる機会になると。
Verisonは無制限のデータプランですがAT&Tは今年に入ってから、
定額無制限のプランを無くしましたしね。
この記事にでるSanford BernsteinのアナリストはVerizonが
アメリカのiPhoneユーザーを1,000万人増やすと試算しています。
今回も釘をさされていますが韓国や日本、南米などで
CDMAのiPhoneを使えるかどうかは分かりません。
AT&Tは独占権を失うことを意味していますが、2007年からの付き合いを
失うAT&Tの姿はもしかしたら日本のソフトバンクも可能性はあるのかもしれません。
孫さんはiPhoneの開発前からスティーブ・ジョブズに会ってはいますが、
義理人情で動く人ではないでしょう。
それはこの記事で紹介されているVerizonユーザーの31歳男性の
こんな声からも伝わります。多くのVerizonのユーザーは何年も
声を大にしてiPhoneを求めてきました。
「これは消費者製品の歴史で最も長く続いた嫌がらせだよ」
「Appleへの忠誠心と同じくらいVerizonを離れることはないよ」と。
これはそのままDocomoユーザーの声でもあるのではないでしょうか。
そして今回のVerizon向けのCDMA対応のiPhoneとは
全く別個の第5世代のiPhoneについても書かれています。
ハードウェアの形状に影響を与えるファーム・ファクターが今有る物と異なるそうです。
いつ頃出るか、Verizonからか他のキャリアなのかも明確になっていないと。
「ここで第5世代がVerizonから出るか」と記事にあるように、
CDMA対応のIPhoneがVerizon用に出るのはもう間違いないのでしょうね。