PT002のレビュー | ゾウムシのブログ

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おそらく真面目にこのケータイをレビューする人はいないのではないでしょうか。

このケータイはPantech製です。W61PTやIS06等の素晴らしい端末を手掛けてきたメーカーです。

PT002はいたって普通で、そういうコンセプトで作られています。

全てがとにかく普通。その普通っぽさをとことん追求した形がこのケータイなのかもしれません。

では簡単に紹介します。色はこれまた普通のシルバーです。

ディスプレイは3インチと大きいながらQVGAという、いたって普通むしろ低解像度。


輝度調整センサーがなく、ディスプレイのバックライトは手動調整、当然キーバックライトも手動調整。

周りが暗くなったらキーバックライトを点灯しましょう。付けっぱなしでもいいんでしょうけど、電池の減りは多少早くなるでしょう。

こういう作りはストレートなシンプルケータイW63Kと共通ですね。

背面にある小さなサブディスプレイ、これが本当に小さく、輝度も低いから外光下で見えない…

屋内なら見えるけれども、目をこらさないと多分見えないレベルで、何気に視界に入ったくらいでは見えないのでしょう…


でもこのサブディスプレイ、実は一生懸命に自己主張している瞬間があります。

多分持ち主はほとんど気付かないような時に…それは電源のオンオフの時です。auロゴが小さいディスプレイの中でアニメーションしているので、見てあげてください。



カメラの特殊撮影機能はW61PT譲りの色鉛筆があります。カメラ機能はけっこうこだわりがあるのはPantechのケータイに共通ですね。



ただし唯一の欠点があります。

WEBのページスクロールキーがないんです。ページを上から下まで見るには、方向キーの下をずーっと押し続けないといけない…サイドキーを押しても駄目。使えなくはないけど、これはちょっとねぇ。

いくらシンプルケータイとはいえ、これを省いてしまった理由を知りたいところ。

せっかくの防水を生かしてのんびり湯船でWEBをしたくても、これではWEBを見る気にもなりません。

…もしや、ユーザーのWEBをやろうとする気を削がせて、生活スタイルまでもシンプルにしてしまおうと、このケータイはライフスタイルにまで影響を及ぼしているというのか!

飾りっけのない外観、一見フレンドリーな使いやすさを見せながら、なぜかユーザーを突き放すような機能の欠落。知れば知るほどメールと通話をメインにしたくなるシンプルなライフスタイルに到達すると。そんなPT002にもう少し付き合ってみるのも、いいかも、しれない。