2024.3.16〜18
年代別のサッカー全国大会。
この大会で
サッカーをやり切る
引退を考える
という覚悟を決めて挑んだ。



利き足で
ロングボールが蹴れなくなって
蹴ると膝に痛みが出て
大学病院で手術してから7年。
本当にいろんな葛藤があった。
もう一度サッカーするために
夢中で突っ走ってきた感じ。
しっかり蹴れてはないんだけど
サッカー復帰が叶って
去年の全国3位。
その後一度は
その先の目標が見えなくなった。
なんのためにサッカーをするのか…。
モチベーション下がってたけど
続けていれば
何か見えるものがあるかも
まだやりたい
痛いとか怪我を理由には
やめないって決めて
この1年続けることにした。
するとリーグ昇格
関東大会で全国出場を決め
今回の全国大会。
今年も得るものは多かった。
得るものがある分
膝の痛みも多くなり
悪くなっているのも分かる。
今年の2月
もう無理かも。
ここで辞めようかなと考えた。
ボールを蹴るのがキツくて
チームの重荷になってるって思った。

続けられるなら
続けたいという気持ちと
どこかで区切りをつけなきゃな
って気持ちがあった。
ずっと頑張ってきたからこそ
中途半端にやってる
全力でできてない自分が
嫌になってきた。
こんなモヤモヤした気持ちで
サッカーをするのは
私の意に反してる。
ということで
今回の全国大会に出た。
やり切りたいという想いで。



大会1日目。
予選リーグで
去年3決をした相手と
初戦で戦う。
めちゃ緊張感のある試合。
仲間のファールで
相手にPKを与えてしまった。
そこをセーブ。
あれは気持ちよかった。
周りも
みーたんなら止めると思った
と言ってくれたことも
嬉しかった。
なんとか競り勝った。
ここに勝てたのはめちゃ大きかった。
2試合目は
なかなか審判に見てもらえず
何度も幻のゴール。
審判の育成も兼ねた大会だから
仕方ないんだけど。
そして引き分け。



大会2日目。
予選リーグ最終戦。
今大会で
唯一余裕を持てた試合。
5-0で勝利し
決勝トーナメント進出。
準決勝では
去年の王者と試合。
強風の中
攻め込まれる時間が
圧倒的に長い。
総力戦で耐え続けて
ラスト5分
一瞬の詰めの甘さから
フリーで持たれ
シュートで失点…。
そしてそのまま試合終了。
今年も決勝への道を阻まれた。
でもなぜか去年よりは
気持ちの切り替えが早かった。



大会3日目。
最終日。
3位決定戦。
相手は去年の全国
準決勝でPKで負けたチーム。
リベンジマッチ。
セットプレーからの失点。
前半から追いかける試合で
選手を代えながら
理想の形をつくっていく。
それが上手くはまって
前半のうちに逆転。
これはかなり大きかった。
でも2-1って
サッカーでは怖いスコア。
さすがの3決だけあって
一進一退の試合。
後半半分くらいで追加点。
ちょっと気持ち的にも楽になった。
そして試合終了。
この瞬間
全国3位が決まった!
またみんなで勝利を掴んだ。
去年は
スーパーな選手が仲間にいて
その子を起点に得点を取ってきた。
でも今年はいなくて
みんなで闘った感がより強かった。


3日間で5試合
余裕な試合はほとんどなかった。
やっぱりサッカー楽しい。
膝もパンパンになって
動かしにくかったけど
なんとか3日間乗り切った。
大会後は労わってあげる。
毎試合
緊張感のある試合で
サッカーをやり切るぞ
という気持ちで試合に入った。
やり切れたかと聞かれれば
未練があるとか
やり切ってないわけじゃない。
悔しさは残るけど
そんなことを数えていたら
キリがないし
私はやり切った。
じゃあ引退するのか?















今答えを出すなら
私はまだ
サッカーやりたいんだ。
大会が始まる前から
薄々そうなるなって分かっていたけど
やはりそうだった。
大会を通して
関東大会や全国大会での宿泊も含めて
チームが盛り上がってきた今
ここで辞める
意味が分からなくなった。
冷静に考えれば
今後の身体のため。
もちろん大事。
それも分かっている。
だけど今しかない
このメンバーでやるサッカー。
私にとって
かけがえのないもので
続けてきたから
得ることができた
結果や仲間。




大学のときも
強行突破して出た試合。
あれが私のサッカー人生の
大きなターニングポイントになった。
そしてその決断を後悔してない。
あのときも
今しかないって言ってた。
それに今回の大会の
帰りの車で仲間に話したら
私が蹴れないことは仕方ないこと。
全然重荷じゃないし
仲間のできないとこを
カバーするのがサッカー
と言ってくれた。
ボール蹴れないけど
私にしかできないことがある。
だからもう少し
サッカーを続けようかな。
これからも
この葛藤はなくならないし
こういうことを繰り返しながら
振り返ったときに
自分の決断に
後悔はないと思えるように
進んでいくんだと思う。

そんな繰り返しですが
これからも
私のサッカーと
膝との付き合いのブログを
よろしくお願いします。