きっかけは、一本の電話でした。
「新しい団体作るんだけど、入んない?」
「うん、いいよ。で、何すんの?」
遊びの予定を立てるように、プロジェクトは始動しました。
4月28日
団体のコンセプトもろくに定まらないまま、初期メンバーの顔合わせです。
場所は一橋大学のある国立に近い、武蔵溝ノ口。

発案者である青木は、予定時刻である12時にしっかり遅刻しました。

メンバーも揃ったので移動です。

ジョナサンは混んでいたのでガストになりました。
初顔合わせということもあって最初はぎこちなかった空気も、昼飯を食べながら徐々ほぐれていきました。この集合時間を選んで正解でしたね。
全員食べ終わり、いよいよ本題です。

発案者兼代表の青木が団体の趣旨を説明します。右は副代表の木下さん。
青木曰く、
「シンクタンクというものがある。これは社会問題に対して頭脳集団が施策を立てる組織だが、それだけでは不十分だと思う。解決策を作っても、それが現実で機能するかはわからない。こっちからすれば、『だから?』で終わり。これでは何の意味もない。よって自分たちは実行することに重きをおいた団体を作りたい」

Think and Do.
考え、行動しようというのがコンセプトとのこと。
元生徒会長ということもあって実にしっかりした考えを披露してくれました。
今日の会合の目的は、コンセプトに基づいた組織名を考えることです。
皆さん頭を捻ります。
……。
色々と考えましたが、「これだ!」というものは出ず。
この時点では、Plan and Action=『PLACT』(仮)となりました。
ついで一番最初にどんな問題に取り組むのかという議題で話し合います。

稲田(左)「大学のタバコとか何とかしてほしい」
木下さん「私は人間関係について興味あるな」
太田(右)「俺は金融とか考えたい」
流石にこのメンバーだけあって、皆さん何かしらの関心を持っています。
しかしこの人はと言えば……。

青木「朝着る服とかわかんないから、誰かに選んで欲しい」
木下「それは個人的な問題でしょ!(笑)」
はい、ごちそうさまでした。

気を取り直して真剣に考えます。
太田「やっぱ、一番最初のタバコのやつがいいんじゃない?」
木下「うん、私もそれ」

稲田「まじで?」
自分の案が採用されたことに戸惑いつつも、少し嬉しそうな稲田。
ということで意外にすんなり決まりました。

問題さえ決まれば後はスムーズに事が運びます。
いろいろな意見が出て、それぞれの関心から問題を切り取っていきます。頭の回転が速い人たちです。流石は受験戦争を勝ち抜いてきた猛者というところでしょう。
こうして次のことが決まりました。
目的:タバコを吸う人も吸わない人も共に快適に暮らせる社会の実現
目標:一橋大学に要望書を提出する
期限:2012年7月6日
詳しい内容は5月6日に再度話し合われることになりました。

小難しい話も終わって和やかなムードに。

中村も油断したところをパシャリとやられました(恥)。
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夕刻。
木下さんは静岡に帰省されるとのことで一足先に帰りました。
残された男たちは夜の街に繰り出します。
適当な居酒屋を見つけてまずは乾杯。
新規団体のスムーズな立ち上がり、そして新たな仲間との出会いにです。
もちろん、未成年者は烏龍茶で(笑)。
受験の想い出や大学の話、他愛もない話に花を咲かせます。
しかし盛り上がってくると一転、真面目な話に逆戻りです。
青木「グラミン銀行ってのがあって、低所得者に少額のお金を貸して産業を育てる事業をしている。ムハマド・ユヌスが創業者なんだけど、この人が言うには問題に回答を出すことはできる。でも、誰がそれをやるんだってところで進まなくなる。ようするに覚悟を持った奴がいない。だからユヌスは、税所篤快っていう『バングラデシュの農村から名門のダッカ大学に進学させるプロジェクト』を立案した日本人学生に言ったんだよ。『Do it! Do it! Go ahead!!』それを初めて知った時、自分でもやりたいと思ったんだよね」
思うだけなら誰でもできますが、実際に行動に移したというところがまた偉い。とぼけたことも言いますが、意外にしっかりしたやつです。
その後は中村(二十歳)も酒によった勢いで本音を吐露。普段なら胸にしまって控えるところを、この時ばかりは口が滑りました。本音というのは受け入れられなかった時は破滅を意味しますから、戦々恐々としていましたが、青木も太田も稲田も結構すんなり共感してくれました。かなり実りのある飲み会でした。この面子とならまた飲みに行きたいですね。
さて、他の三人と別れたあと、一人気なっていることがありました。
それは、そう、団体名です。
一応は『PLACT』となりましたが、どうも音が悪い。
それにPlanでは「考える」と言うよりも「計画する」ですから不自然です。
いろいろ試行錯誤し、歩いている時に突然ひらめきました。
『Do it!』
青木の話に出てきました、『Do it! Do it! Go ahead!!』です。
新規団体のコンセプトは「考え、行動する」こと。
まさにピッタリです。
すかさずメールを送りました。
中村「組織名だけど、DOIT(ドゥーイット)でどう?」
青木「いいと思う。by3人」
中村「最高!」
青木「ナイス!!」
こうして決まりました。
組織名、

まさに素晴らしいスタートを切った一日でした。