プロジェクトを全て白紙に戻して考えます。
大小さまざまな意見が出されました。大人数になると調整が難しい反面、多彩な意見が提起されるのが強みです。

女性専用車両の有効性について
いじめ・自殺を防ぐ相談掲示板
孤立化・孤独死の問題
有益なコミュニティの創出
……etc
中でも雨についての意見が多く出ました。
①傘にかぶせるビニール袋が無駄
②カッパの利便性が悪い
③雨の日の傘差し自転車が危険
④駅やバスに水を切らずに乗ってくる人がいて迷惑
どれもこれも、誰もが感じたとのある問題でしょう。
これはあらゆる人に関係があり、また行動に移しやすいという共通理解が得られました。
ただ4つ同時に出来るわけではないので、多数決を取りました。
結果、①が採用されました。

企画書としてはこんな感じです。
テーマ:
デパートなどに置いてある傘にかぶせるビニール袋の無駄を解決する
進行:
①既存のビニール袋の問題点を分析
→②新しく作るリサイクル可能な「エコ傘袋」の総費用を計算
→③エコ傘袋の試作
→④エコ傘袋の売り込み(ゴール)
ここから先は各人が割り当てられた役割をこなしていく感じになります。
ただこうした会合も何度も行えるわけではなく、ネット上のコミュニティツールの活用が肝になってきます。
よって即座にフェイスブックのグループを新規に作りました。
アカウントを持っていない人もいたため不安な面もありますが、こればかりは使い倒して慣れるしか無いでしょう。

稲田・伊豆(やべ、持ってねぇ……)
さて、話は終わり、気が付くと19時になっていました。
夕飯を買い出しに行き、和気あいあいと皆で食べます。
なんとも大学生な時間です。
こっちの面でももっと楽しんでいけたらいいですね。
途中で現れた中澤氏。写真嫌いということで華麗にかわします。

青木とは高校からの知己であり、東京大学理科一類という貴重な理系です。
今後活躍が期待されます。
21時です。
本業を疎かにできない大学生たちは、律儀に帰路につきます。
若干肌寒くはありましたが、雨はすっかり上がっていました。
見上げた空に燦然と輝く月は、吉兆のように思えました。