📚『映画を早送りで観る人たち』を読みました🍀
筆者は、編集者でコラムニストの稲田豊史さん。
🌟映画や映像を1.5倍の早送りで観る。
🌟会話や動きが少ないシーンは10秒飛ばす。
🌟連続ドラマのサブプロットは1話まるごと観ない。
など、
“作品を鑑賞する”のではなく、“コンテンツを消費する”人々の心理と、それを生む社会背景、さらに、そうした視聴スタイルに対応する出版・映像供給側の戦略にメスを入れた一冊。
NETFLIXやAMAZONプライムなど、定額観放題の“サブスク”サービスの普及により、“芸術鑑賞”というよりも、むしろ“情報収集”のモードが増え、コスパとタイパに走る現代人。
その傾向に合わせるように、やたらと親切に場面の状況や登場人物の感情を説明するセリフや演出も目立ってきている。10秒の沈黙シーンには、それに相応しい無言の演出表現があるはずだし、“わかりやすくする”ことは、必ずしも、“面白くする”ことではないはずなのに・・・
思考すること、じっくりと味わうことを止め、単なる“消費者”になってしまったようにも見える、現代人。そして、傷つかず失敗せずに情報を効率的に消費・共有し、“にわか”、“推し”文化を作り上げてきた“Z世代”
本書は、決して“中年世代の若者批判”ではなく、映像作品を「鑑賞」と「消費」、「芸術」と「娯楽」の両方の視点からバランスよく綴ってあって、Z世代の価値観が少しは理解できたように思います🍀
ちなみに私は、観たいなと感じた映画を、映画館の大きなスクリーンで、ゆったりと鑑賞する時間が大好きです💕