AUPとは、ネットワークを利用する際の利用目的を制限する規則。初期のインターネットにおいては、基幹ネットワークであるアメリカのNSFNETや日本のWIDEインターネットなどが「学術研究または教育を目的とする場合に限る」というAUPを定めていたため、商用利用はできなかった。近年ではインターネットサービスプロバイダ間を専用回線や相互接続ポイントで接続する商用インターネットが普及しており、AUPの制限を受けずに利用することができる。これをAUPフリーという。インターネットが広く普及したことにより、教育機関が学生・生徒に悪い影響を与える情報の流入を拒否するAUPを定めたり、プロバイダが公序良俗に反する通信を拒否するAUPを定めるなど、新しい形のAUPを定める組織が増えている。