ホームページビルダーとは、日本IBMが開発・販売しているWebページ作成・編集ソフト。IBM本社の開発したソフトの日本語版ではなく、同社の大和研究所で開発された日本製のソフトウェアである。


 初心者でも使いやすいよう配慮されており、業務用ソフトを手がけることの多い同社にしては珍しく、個人ユースや小規模企業などで人気がある。逆に、Webサイト制作のプロなど上級者は他社の業務用ソフトを使うことが多い。販売本数ベースでは日本で最も売れているWebサイト作成ソフトである。


 ホームページビルダーは豊富なテンプレート(雛型)や、画像・音声などの自由に使えるサンプル集、画像編集ソフトや動画編集ソフト、ファイル転送ソフトなどの付属ソフトなどを備えている。初心者に特に人気なのがホームページビルダー独自の「どこでも配置モード」で、印刷物の組版に使うページレイアウトソフトのように、画面の好きな場所に文章や画像などの素材をドラッグ&ドロップしてWebページを作成できる。ただし、このモードで作成されたWebページはブラウザの種類やウィンドウサイズによってはレイアウトが崩れてしまったり、文章などの表示順がHTMLソースから判読できなくなり、検索エンジンなどが正しく読み取れないといった問題点も指摘されている。