ディープリンクとは、Webサイトのトップページ以外(たとえばニュースサイトの個別記事など)がリンク先になっているハイパーリンクのこと。目的のWebサイトの見たいページに直接アクセスすることができるため、うまく使えばユーザの利便性を向上させる効果がある。


 他サイトのページを自サイトのフレーム内に表示することで自分のサイト上のページに見せかけるなど、ディープリンクを悪用する例もある。


 営利目的で運用されているWebサイトでは、よそのサイトからディープリンクによる訪問が増えると、トップページに掲載されている広告を読み飛ばされ、広告収入が減るなどのデメリットがある。このため、リンクを張る時の条件にディープリンクを拒否する一文を付け加えているWebサイトは多い。


 また、さらに進んでディープリンクを技術的に阻止したり、ディープリンクのリンク元に対してリンクを外すようリンク先が訴えるというケースもあり、ディープリンクの是非をめぐって法廷で争われる例も出てきている。


 ちなみに、ディープリンクの最たる例はサーチエンジンの検索結果で、ディープリンク擁護派からは「ディープリンクを禁止するとサーチエンジンが使えなくなり、WWWが機能しなくなる」という主張も出ている。