タブブラウザとは、複数のWebページをタブを使用して切り替え、1つのウィンドウで複数のWebページを見ることができるWebブラウザ。


 一般的なWebブラウザでは、新しくページを開く際に画面上に新しいウィンドウが作成され、ページを開く回数が増えてくると、画面上にブラウザウィンドウがあふれ返り、操作が面倒になってしまう。


 これに対し、タブブラウザではウィンドウは常に1つしかなく、新しいページを開く際にはウィンドウ内にタブでの切り替えが可能なページを順次作成する。このため、タブブラウザでは画面上にWebブラウザのウィンドウが大量に生成されることはなく、他のアプリケーションのウィンドウとWebブラウザのウィンドウが重なって操作がしにくくなるといった問題は起きない。


 主なタブブラウザとしては、Opera Software社のOperaが以前から知られているが、Mozilla.orgが開発しているMozillaにもタブブラウザとして使用できる機能が搭載され、Mozillaベースで開発が行われているNetscape 7にも同様の機能が搭載されている。このほか、Internet Explorerのブラウザ機能をベースにしたタブブラウザが、Windows用のオンラインソフトとして公開されている。