UAAGとは、障害者や高齢者などでも利用しやすいWebブラウザなどのアプリケーションソフトを開発するためのガイドライン。2002年12月、Web関連技術の標準化を行なうW3Cによって勧告された。


 UAAGはWebブラウザやメディアプレーヤーなど、ユーザが何らかの表示や操作を行なうソフトウェアが備えるべきアクセシビリティ機能などを規定しており、キーボードのみで操作できることや読み上げソフトへの対応など、内容は多岐にわたる。あらゆる種類の障害に対応したクライアントを作成するよう開発者に促す内容となっている。


 W3Cはこの他にWebコンテンツ作成者向けに「WCAG」、オーサリングツール開発者向けに「ATAG」を勧告としてリリースしており、UAAGを合わせた3つのガイドラインによって障害者のWebアクセシビリティを向上することを目指している。