SOAPエンベロープとは、SOAPヘッダとSOAPボディを含む、SOAPとしてのメッセージ全体のこと。SOAPによって送信されるメッセージ全体を包み込む「封筒」(envelope)の役割を持つ。


 SOAPエンベロープはSOAPメッセージのルート要素となるが、エンベロープ自身にはネームスペース以外の記述はされておらず、具体的な処理の内容や処理を行なうべきプログラムのURI指定はSOAPヘッダ・SOAPボディで記述する。


 なお、実際の送受信にはSOAPエンベロープにHTTPやSMTPなどのプロトコルヘッダが付加されるため、SOAPメッセージは「プロトコルヘッダ+SOAPエンベロープ」という構成になる。