diggとは、2004年12月にKevin Rose氏らが始めた、閲覧者から投稿された情報を掲載する参加型ニュースサイト。ユーザは登録を行うことによって自分が見つけたニュースへのリンクを自由に投稿することができる。この投稿する行為を "digg" と呼んでいる。


 ユーザ登録を行えば、面白いと感じたニュースに投票をしたり、ニュースに対するコメントを投稿することができる。また、気に入らない投稿や宣伝目的の投稿に対しては反対投票(bury)をすることもできる。投票数が一定数に達したニュースは、15個までdiggのトップページの目立つ場所に表示される。


 diggが開設する以前からある参加型テクノロジー系ニュースサイトSlashdotでは、編集者が掲載するべきニュースを選び、編集した上で掲載する。これに対し、diggでは登録ユーザなら誰でもニュースを投稿することができる。ユーザ自身が投票によってニュースの価値を決定するという点もdiggの大きな特徴である。また一般ユーザが自由に投稿できることから、非常に速報性が高いニュースサイトであるといえる。


 diggへのアクセス数は著名サイトのSlashdotに迫る勢いで増え続けており、diggに掲載されたニュースのリンク先がアクセス集中のために閲覧不可能になるなどの現象が起きている。