CGUIとは、公開されたAPIなどによって、ユーザ自身がWebアプリケーションのユーザインターフェース(UI)を作成し公開することや、そのための仕組みや技術。野村総合研究所が2010年度までのWeb技術の進展を予測した「ITロードマップ」(2006年5月発表)の中で提唱した用語。
Yahoo!やGoogle、Amazonなどのネット企業が自社サービスのWeb APIを公開したことに伴って、リッチクライアント技術を利用したユーザによるカスタマイズのしくみが増えており、こうした一連の動きをCGUIと呼んでいる。CGUIの例として、Yahoo! Widget、Google Sidebar、Mac OS X Dashboardなどが挙げられている。ユーザがCGUIを活用するためには、情報提供元がXMLなどで情報提供する仕様をAPIとして公開し、ユーザに提供しなくてはならない。
野村総研では、2006年から2008年にかけてをCGUI萌芽期ととらえ、2009年からWeb APIの公開が普及する成長期に入ると予測している。そして、リッチクライアントのWeb 2.0化と、SOAの実現やXMLベース開発言語の成長をリンクさせて、ロードマップにまとめている。