私等大人から見れば、なんでも素手で触り、意味もなく河原や海岸を無邪気に走り回る子供たち。
私たちもそうだったんでしょうね・・
うちの息子6歳も郊外の公園に行くと木に登ったり、水溜まりで泥んこになったり・・
出先で水道水が使えない場所で手や足、靴を汚したりすると大変です。
アウトドアにおいて、あちこち素手で触れるとこんなリスクがあります。
・・木登りによる注意点・・
たまたま触った場所にイラガ(毒蛾の幼虫)などに触れてしまう。痛さで木から転落の可能性が。
都会の公園でも生息している為、どこでもありえます。冬も油断」できません。
ヘビも木登りが得意です。ヘビに驚いて転落事故もありえます。
・・川や海岸での注意点・・
最近、マナーの悪い利用者によるゴミの不法投棄。
ガラスや瓶、缶づめを踏んでしまうことによる怪我に気を付けましょう。川や海には毒のある生物もいます。
川だとギギ、潮だまりだとミノカサゴなどが危険生物です。
まとめ
子供は大人には予測できない行動をします。私たちも子供時代を経験し、そのころの記憶や気持ちはわかっているつもりですが・・
都会でももちろんですが、山や海でも絶対に目を離してはいけません。特にグループで楽しんでいる時は「きっと誰かが見てくれてるだろう」
とか、「〇〇君といっしょだから大丈夫だろう」と、安心してはいけません。
生き物が危険なのは、自分自身を敵から守るため
自然が豊かである場所にはその分多くの種類の生き物が住み、中には毒をもつ生き物もいます。本来その毒は生き物自身を敵から守るためのものです。人の血を吸う蚊やアブなどの仲間をのぞけば、人間が捕まえようとしたり近づいたりしたりすることがないかぎり、生き物の方から近づいてきておそわれることはありません。
ただし、観察している時に偶然それらの生き物に近づいてしまうことがあります。その場合はあわてずゆっくりとその場からはなれるようにしてください。
知らない生き物を直接さわらないこと
ハチは危険な生き物の代表格です。黄色と黒色しま模様は「危険だから近づかないで」というハチからの警告です。工事中で立入禁止の場所など、人間の社会でも黄色と黒色しま模様は危険をあらわしています。このような危険を知らせる模様を「警告色」というのですが、残念ながら危険な生き物すべてが警告色をしていて見分けられるわけではありません。
危険な生き物かどうかを見分けるためには種類を覚えておく必要がありますが、種類は大変多くすべては覚えられません。知らない生き物を見つけた場合は、直接手でさわらないようにしましょう。
ハチについて
ハチや巣には近づかないこと
ハチはとても種類が多いのですが、特に危険なのはアシナガバチ、スズメバチ、ミツバチで、注意が必要です。ハチの毒針で刺されると強い痛みを感じ、大きくはれ、最悪の場合ショック症状を起こします。
ただしハチも自分たちを守るために毒針を持っているのであって、人を見つけてむやみやたらと刺すためではありません。ハチ自身が危険を感じた時、たとえば気づかずに人がハチの巣に近づいてしまった場合などに攻撃してきます。もしハチの巣を見つけたら決して近づかないようにしてください。
アシナガバチやスズメバチは、低い木の葉がしげった場所(植え込みなど)に巣を作ることがあり、見えにくいので気がつかずに近づいてしまうことがあります。ハチの巣に近づいた場合、働きバチが人の周囲を飛びまわり警告をはじめます。万が一ハチの巣に近づいてしまった場合、あわてずに身を低くして、ゆっくりと巣から遠ざかるようにしてください。